米国防総省が3日連続4件目の飛行物体撃墜を発表
米国防総省が3日連続4件目の飛行物体撃墜を発表
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アメリカ国防総省は中西部ミシガン州で、新たな飛行物体を撃墜したと発表した。アメリカ軍による飛行物体などの撃墜は3日連続で、4件目。

今度は“八角形で非常に小さい”?情報収集能力あったかなど分析する方針

国防総省は12日、ミシガン州五大湖のヒューロン湖上空で、バイデン大統領の指示でアメリカ軍の戦闘機が飛行物体を撃墜したと発表した。

飛行物体は、航空機に危険が及ぶ可能性もあったという(画像は資料)
飛行物体は、航空機に危険が及ぶ可能性もあったという(画像は資料)

地上から約6キロの上空を飛行し、航空機などに危険が及ぶ可能性があったとしている。

米軍による飛行物体などの撃墜が、このところ広い範囲で相次いでいる
米軍による飛行物体などの撃墜が、このところ広い範囲で相次いでいる

アメリカ軍による飛行物体などの撃墜は、4日にサウスカロライナ州の沖合で中国の偵察気球を撃墜して以来、10日のアラスカ州、11日のカナダ・ユーコン準州に続き、4件目となる。

画像の“偵察気球”に比べ、今回は「非常に小さく」八角形だったと報じられている
画像の“偵察気球”に比べ、今回は「非常に小さく」八角形だったと報じられている

撃墜した物体について、アメリカメディアは八角形の構造だったと報じているほか、4日に撃墜した中国の偵察気球に比べ「非常に小さい」としている。

4日、サウスカロライナ州の沖合で撃墜された中国の偵察気球
4日、サウスカロライナ州の沖合で撃墜された中国の偵察気球

国防総省は情報収集能力があった可能性があるとして残骸を回収して分析する方針。

中国で“謎の飛行物体” 一部メディアが「撃墜準備」と報道

一方、中国の一部メディアは12日、山東省・青島の沖合で正体不明の飛行物体が見つかり、撃墜の準備をしていると伝えた。

中国の一部メディアが、正体不明の飛行物体が見つかったと報道
中国の一部メディアが、正体不明の飛行物体が見つかったと報道

それによると、飛行物体は青島の南東約60キロの海域で見つかった。

地元の当局が付近の漁船に“迎撃の準備をしている”などとして注意喚起したという
地元の当局が付近の漁船に“迎撃の準備をしている”などとして注意喚起したという

撃墜の準備をしているとして、地元の海洋当局が付近の漁船に注意喚起したほか、近くに物体が落ちた場合に写真をとるなどの協力を呼びかけたという。

担当者は中国メディアに対し、「具体的な状況はわからない」と答えたということだ。

国営メディアは今のところ何も報じておらず、地元当局はFNNの取材に対し「知らない」とコメントしている。

(「Live News days」2月13日放送より)

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国際取材部
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