人々が指さす先に、大きなクジラ。

大きなクジラが、川の河口付近で死んでいた
大きなクジラが、川の河口付近で死んでいた
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2月4日、宮城県石巻市を流れる川の河口付近で、死んでいるのが見つかった。

地元住民「かわいそう。なんとか海に返してあげられたら」
地元住民「かわいそう。なんとか海に返してあげられたら」

地元住民:
亡くなっちゃってかわいそうなんですけど、すごくでかいの初めて見た。これをなんとか海に返してあげられたらと思いますけど。

オスのマッコウクジラで体長は約13m。体から出る血や油によって、漁などに被害が出る心配があり、市は砂浜に埋めることを決めた。

7日、発見された場所から100mほど離れた場所に運ばれたクジラ。

発見場所から100mほど内陸に移動(2月7日)
発見場所から100mほど内陸に移動(2月7日)

体の中にたまったガスを抜く処理をした後、深さ約2mの穴に埋められた。

体の中にたまったガスを抜く処理をしてから
体の中にたまったガスを抜く処理をしてから

骨になるまで、どれだけの時間がかかるのか。

今回埋める作業に関わった施設によると、通常、解体して埋めると3~4年程度。しかし、今回はまるごと埋めたため、それ以上の時間がかかる見込みだという。

市はクジラを埋めた場所に柵を設置し、定期的に経過確認へ
市はクジラを埋めた場所に柵を設置し、定期的に経過確認へ

市は今後、クジラを埋めた場所に柵を設置し、定期的に経過を確認する方針。

(「イット!」2月8日放送)