仕事や学校が再開し、生活もリスタート。
そんな中、いつも使っている文房具も便利に進化を遂げていた。

男性A:
本当に早い!1秒もなかった

女性A:
わっ、めっちゃとんがった!

街の皆さんが驚いているのは、こちらの小型サイズの鉛筆削り「小型電池鉛筆削りスピモ」(クツワ、税別1100円 ※品薄になる場合もあります)。

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実はこれ、超スピードモーターがついていて、先の丸まっている鉛筆も最速 0.9秒という早さで芯が削れる優れもの。

続いて、「筆ペン 瞬筆 本格毛筆」(パイロット、税別700円)は、書いてからすぐに触っても指にインクがつかない。

約1秒でインクが乾くという新商品だ。(※パイロット調べ)

これらの画期的な文房具は、5月23日に発表された「文房具総選挙2020」で注目されたもの。

他にも、厳しい環境でも剥がれにくいポスト・イットや指をさすだけで翻訳してくれる電子辞書が登場するなど、いま文房具はどんどん進化している。
そこで今回の「スゴ撮」は、生活がリスタートしてこれから使うことも増える文房具を調査する。

先端の径は0.28mm 限界に挑戦した超極細ペン

まずは、こちらのボールペンをご紹介。三菱鉛筆が限界に挑んだ画期的な商品「ジェットストリームエッジ」(税別1000円)だ。

これを見た文房具ショップのバイヤーは…

銀座 伊東屋 商品戦略部 文房具バイヤー・吉田聡さん:
かなりすごい技術です。ボールの先端の径が0.28mmという世界最小ですね(※2019年8月 三菱鉛筆調べ)

この超極細の油性ボールペン、どれくらい細いのか?一般的なボールペンの太さは0.7mm。ペン先を比較すると、圧倒的に細いことがわかる。

井上清華アナウンサー:
こんなに細いのに、引っかかりもなくスルスルと書けます。

普通のボールペンと書いた文字を比べても、その違いは一目瞭然。

遠目では、白い紙に4本の線が書かれているように見えるが…

よく見ると線ではなく細かく書かれた文字…ということもできるほどの細さだ。

また、ミシン糸など手芸用の細い糸と比べても、ご覧の通り。0.28mmという細さが実感できる。

矢印が超極細ボールペンで書いた線
矢印が超極細ボールペンで書いた線

英単語を指さすだけで瞬時に翻訳! スマホ連動の電子辞書

続いては、英単語を日本語に訳してくれる電子辞書「Yiidaスキャン式電子辞書」(GenHigh Tech社、税別1万6882円)。

使い方は簡単。まず、本や資料の前にこの辞書を立ててセッティングし、あとは知りたい英単語を指でさすだけ!高性能カメラが素早く文字を認識し、アプリを入れたスマホと連動して訳が表示されるのだ。

実際にやってみると、指さした単語「pickled」と「onion」が、発音とともにスマホで一瞬のうちに訳された。

文字の書体も様々な形を認識し、10万語以上もの英単語を訳すことができる。

水・風にも強い!剥がれない付箋

続いては、こちらの付箋。その名も「ポスト・イット エクストリームノート」(スリーエム ジャパン 税別900円 ※参考価格)。

説明書きには「今まで使えなかった場所や環境でも使える」とあり、屋外の作業現場や厨房などの水回りでも強さを発揮するという。

では、どれだけ強いのか?その実力をスゴ撮する。
用意したのは、普通の付箋とエクストリームノート。水の強い噴射に耐えられるかを見ていく。
まずは、普通の付箋から。水をかけ始めてからすぐに剥がれ始め、わずか17秒で完全に剥がれ落ちてしまった。

一方のエクストリームノートは、ジェット噴射を始めても普通の付箋とは違い、粘着剤のついた上の部分はびくともせず、しばらく続けても剥がれなかった。

続いては、風に対する強さを検証。
ホワイトボードに、普通の付箋とエクストリームノートを並べて貼り、マシーンで風を当てる。
少し角度をつけて下向きから風を送ってみると、普通の付箋はあっという間に飛んでいってしまったが、エクストリームノートはびくともしない。
そのまま5分ほど続けたが、剥がれることはなかった。

ちなみに、水や風に強いことがわかったエクストリームノートだが、手では簡単に剥がすことができる。

2020年の注目文房具ベスト1&2は?

女性B:
わぁ~かわいい!

女性C:
すごい!欲しい。透けるのめっちゃいいです

街の女性にも好評だったのは、「日本の色見本帖 マスキングテープ」(カミオジャパン、税別420円)。文房具総選挙で準大賞に選ばれた。

1枚ずつ剥がして使う丸型のテープは、和紙のように透け感のある素材になっているため、文字の上から貼っても使える。

井上清華アナウンサー:
重ねて貼るとグラデーションのようになって、これもまたキレイです

アレンジ次第で好みの色ができ、見やすい上にかわいらしく、手帳に書き込むのが楽しくなるアイテムだ。

そして、文房具総選挙の大賞に選ばれたのは、こちらの消しゴム!

一見、普通の消しゴムに見えるが、前後左右バランスよく消していくと、次第にある形になっていく。なんと、先端が富士山の形に!

この「エアイン 富士山消しゴム」(プラス、税別200円)、遊び心を加えて「消す」という行為に新しい価値を生み出したことが高評価につながった。

気になる文房具はあっただろうか?
今回紹介した商品は、オンラインショップや全国の雑貨店、デパートなどで販売されている。仕事や勉強に役立つアイテムをぜひチェックしてみてほしい。

(「めざましテレビ」『スゴ撮』6月2日放送分より)

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