ウクライナへの支援をめぐり激しくなっている、デヴィ夫人(82)と鈴木宗男参院議員(75)らの対立。ウクライナから帰国したデヴィ夫人がFNNの単独インタビューに応じた。

宗男氏「あなたが老害」 デヴィ夫人「もう…愚かですね」
デヴィ夫人:
森元首相と鈴木宗男氏は何を思ってるのかしら、と思いますね。もう老害ですね。もう…愚かですね。

宗男氏らを「愚か」と切って捨てたデヴィ夫人。
この対立は、ロシアに一定の理解を示し、ウクライナへの支援に疑問を呈した森元首相と鈴木宗男議員を、デヴィ夫人がツイッターで「老害」などと批判したのがきっかけだった。
批判に対して宗男氏は30日に猛反発した。

鈴木宗男参院議員:
デヴィさんにね、あなたが老害じゃないですかと。今、ウクライナが善だ、ロシアが悪だという竹を割ったような論調になっているが、ケンカには元々何が原因かという、その元があるのではないでしょうか。
宗男氏のデヴィ夫人批判はさらに続いた。

鈴木宗男参院議員:
歴史の勉強はあなたよりも私がしているということ。一般的な外交に立ち会っていない人とは訳が違うということを、私はきちっと説明したいと思います。
“歴史の勉強は自分の方がしている”と話す宗男氏。これにデヴィ夫人は30日夜、真っ向から反論した。

デヴィ夫人:
プーチンさんの理由は本当のこじつけですし、彼がなんと言おうと、彼が言っている理由は正当化できないですよ。
本当に歴史を勉強しているんだったらば、プーチンさんの方がおかしいということに気がつかないと。
元首相と外交通のベテランを「世界情勢がわかっていない」と断じた。
デヴィ夫人「恥を知れ」
デヴィ夫人は、日本政府が退避勧告を出しているウクライナに入り、虐殺があった街などを訪問した。

支援物資を届けたが、そこで見た光景がロシアに理解を示す政治家への怒りに繋がっているようだ。

デヴィ夫人:
ブチャというところで、大殺りくがあって、車ごと焼かれた人たちがたくさんいるわけですよね。その車の横腹に、ひまわりの絵がいっぱい描いてあったんですね。

デヴィ夫人:
ウクライナが負けるようなことがあったら、それはもう民主主義の墓場になってしまう。
(宗男氏らは)恥を知れですね。
デヴィ夫人は、日本政府はウクライナをもっと積極的に支援すべきだと訴える。

デヴィ夫人:
岸田首相が一生懸命米国と肩を並べてウクライナを応援しようとしていますよね。
ドイツも戦車を送る、フランスもする、英国もするというなかで、森元首相と鈴木宗男氏は何を思っているのかしらと思います。もう老害ですね。

デヴィ夫人:
日本はどういうふうにあるべきか、どういうことをするべきかというのをもっと真面目に考えるべきだと思いますね。
デヴィ夫人は今後、ウクライナに食料や支援金を送りたいと話している。
(「イット!」 1月31日放送より)