11月にJR岐阜駅のホームで撮影されたカラスの大群を捉えた映像。

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その映像を見ると、カラスの大きな鳴き声と激しい羽音が聞こえる。

カラスの大群は11月から…

撮影した人によると、大群を見るようになったのは11月からだという。

撮影者:
今まであんなにカラスいなかったです。
みなさん、上の方を見て気持ち悪がっている感じで、悲鳴上げている子もいて、なかなか不気味でした。

12月にJR岐阜駅の隣にある名鉄岐阜駅沿いで撮影された映像にも、画面いっぱいに無数のカラスが飛んでいる。

この映像を撮影した人は、飲食店を経営していてフンの被害を受けていた。

飲食店を営んでいる撮影者:
フンの被害もあります。
お店がオープンテラスの店なので、頻度はほぼ毎日。
大変です。

日本に広く生息している一般的なカラスのようだが、なぜ大群となって駅周辺に現れるのだろか。

専門家「人がいる場所はカラスにとって安全」

専門家に聞くと…

鳥の生態に詳しい東京大学・樋口広芳 名誉教授:
人がいるということは、外敵も近づきにくいということであって、(カラスにとって)意外と安全。カラスとかムクドリは、駅前とか街路樹とかに集まる傾向がある。

さらに冬になると、木の葉が落ちることで安全な寝床が減るため、同じ場所に鳥が集まりやすくなるのだという。

町の人は市に対策を求めている。

(「イット!」 12月21日放送)