これから迎える厳しい冬を前に、いま注目されているのが、暖房器具の「省エネグッズ」。電気料金の値上がりも懸念されるなか、家庭でできる対策を取材した。

既存の暖房器具+省エネグッズ

記者リポート:
本格的な冬を前に、家電量販店でも暖房器具のスペースが広がってきました。その中でも、今年はこうした“省エネの暖房グッズ”の種類が増えてきているといいます

省エネ暖房グッズ
省エネ暖房グッズ
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ヨドバシカメラ 佐藤朱音さん:
スポット的に自分の周りを暖かくするといった充電式タイプや、省エネの暖房器具も出ている。最近はその辺の売れ行きが好調

充電式湯たんぽに、コンセントにつないで体全体を暖められる「着る毛布」など、いま家電量販店で人気を集めているのが、暖房器具の省エネグッズだ。その背景にあるのが…

東北電力 樋口康二郎 社長:
値上げを申請させていただきました

ロシアによるウクライナ侵攻などの影響で、燃料の調達価格が高騰。東北電力が2023年4月からの家庭向け電気料金の値上げを経産省に申請するなど、電気料金の高騰や電気の供給に関する懸念が高まっている。

こうしたなか、政府は12月1日から2023年3月末まで、数値目標を設定しない節電を要請している。

ヨドバシカメラ 佐藤朱音さん:
電気毛布や電気膝掛け。こういうものに関しては、電気代が非常に安くて、1時間あたりの電気代も5円ちょっとくらい

節電対策として最も効率的なのが、こうした省エネグッズの有効活用で、既存の暖房器具とうまく組み合わせること。

ヨドバシカメラ 佐藤朱音さん:
エアコンの温度を20℃くらいにして、着る毛布や電気膝掛けを使って、身の回りをプラスで温めると、非常に省エネ性は高い

さらに節電のためには、セラミックヒーターなど消費電力の大きい暖房器具は、脱衣所のようなつけっぱなしにならない場所で使うことも重要。

ヨドバシカメラ 佐藤朱音さん:
使う場所に合わせた商品を選んでいただかないと、すごく電気を使ってしまう。相談していただいて、その場所にあった暖房器具をおすすめしたい

寒さが厳しくなる前に、自宅の暖房器具の見直しや、省エネグッズの活用を考えてみてはいかがだろうか。

(NST新潟総合テレビ)

NST新潟総合テレビ
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