まだ食べられる食品を廃棄する「食品ロス」。

アメリカでは日本の約10倍にあたる年間約6033万トン(約18兆円分)の食べ物が捨てられ、その一方で10世帯中1世帯が食べるものに困るレベルの貧困状態にあるという。

この大量に捨てられる食品を困っている人にダイレクトに届けるシステムを確立したのが、NPO法人Rescuing Leftover Cuisine, Inc. CEO&共同創設者のロバート・リーさん。

彼は「食べ物を大事にして育ってきた。空腹って栄養の問題だけじゃない。空腹の状態だと先行きが不安など、悲観的な負の精神に陥ってしまうんだ」と話した。

店側にもメリットを

韓国からの移民の家庭で育ち、食べるものにも困ることもあったというロバートさんは、大手投資銀行を辞め、7年前にまだ食べられる食品を集めて配る団体を立ち上げた。

日本では消費期限や衛生面の問題で実現できないことも実現。飲食店からは売れ残りを、企業からはケータリングで余った分を提供してもらい、ホームレスシェルターや教会に届けている。

売れ残りを提供する店側は「(今日は)ヘルシーな食べ物を寄付するの。喜んでくれると嬉しい」と笑顔を見せる。また、貧困老人ホームの住人は「ごちそうよ!」「外でご飯を買うと高いの」と喜んだ。

少ない量でもピックアップするため店側の協力も得やすく、昨年は130万食を届けた。

食料の再分配で無駄も空腹もない世界を目指すロバートさんは「僕らが毎月渡す寄付内容のレポートを参考に、店側は無駄を減らすこともできる。それで寄付がなくなる心配はないよ。それだけ世の中には廃棄食品が多いんだ」と語った。

NPO法人Rescuing Leftover Cuisine, Inc. 

https://www.rescuingleftovercuisine.org

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