東京パラリンピックから正式競技となったテコンドーで代表に内定した太田渉子選手(ソフトバンク)、30歳。

彼女は生まれつき左手の指がない。

夏冬のメダル獲得へ

実は、太田選手は冬のパラリンピックのメダリスト。

2006年のトリノ大会ではバイアスロンで銅メダル、2010年のバンクーバー大会ではクロスカントリーで銀メダル、2014年のソチ大会では日本選手団の旗手も務めた。

ソチ大会後にスキー競技を引退するが、趣味で始めたテコンドーが新競技となったことから、今度は夏のパラリンピックを目指すことに。

太田選手は「テコンドー独自のステップや、蹴りを覚えることに最初は苦労しました」と振り返る。

蹴りの強化に励む日々

それから頭角を現した太田選手は、世界ランク8位まで浮上。2020年1月にはパラリンピック代表に内定し、日本人2人目となる夏冬のメダル獲得の期待が高まっている。

しかし、新型コロナウイルスの影響でパラリンピックも1年の延期が決まる。

今の心境を「練習ができないことに不安はありますが、そこは焦らないでいきたい」と明かした。

実践的な練習ができない分、今はじっくりとフォームづくりの練習に取り組んでいる。

自宅では「正しい筋肉の使い方とフォームが身につく」ということで、チューブを着けて蹴りのトレーニングをしている。

パラリンピックのテコンドーは突き技は無効で蹴り技しか使えない。そのため、蹴りを強化することは重要になる。

それから、トレーニング以外の時間も試合動画を見るなどして、常にテコンドーと向き合い、通常の練習ができる日を待っている。

太田選手は「新型コロナウイルスが落ち着いて、そして、最低でもメダル争いには食い込めるように戦っていきたいと思います」と決意を明かした。

(「パラ★DO!」毎週土曜、15時25分~※関東ローカル)
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