ベッドにのぼってきたり、ドアを引っかいたり…ペットと一緒に暮らしている人ならば、一度は体験したことがあるかもしれない“モーニングコール”。
そんな中、ちょっと特殊な起こし方をしてくれる猫が、TikTokで話題になっている。

鼻息猫ちゃんに起こされます
飼い主のジャッキー(@jacky_pascal)さんが投稿したこちらの動画。
12歳の日本猫の女の子「にゃん助さん」がひょいとベッドに飛び乗り、前足をきちんとそろえたポーズでカメラを凝視。
しばらくそのままじっと見つめていたかと思いきや…

ふんーっ(鼻息)
カメラに音が入るほど大きな鼻息を出したにゃん助さん。
その後は「にゃん」と小さく鳴いて、ジャッキーさんに急接近して起こすのだった。
ジャッキーさんが「アラーム」ならぬ「ニャラーム」と呼ぶ、にゃん助さんのモーニングコール。
TikTokにはそんな朝の様子がずらりと投稿されており、一度「ニャラーム」で起こされた後、さらに起こしてくるのを撮影しているとのことだが、普段は鳴き声のみや前足でちょんちょんとつついて起こしてくれることが多いよう。
かわいい鼻息はなかなかの“レアもの”のようだが…「鼻息可愛い過ぎでしょ」「可愛い顔してなかなかの鼻息にゃん助さん」「揃ったお手手、可愛い鼻息 可愛いにゃんって言う感じ 全て完璧すぎて最高です」とコメントが続々。
「そのうち鼻息で起こされるかも」というコメントにジャッキーさんが「風圧ですね」と返信する一幕もあり、3万件をこえる「いいね」がつく人気の投稿となっている(10月7日現在)。

ついつい毎朝起こしに来てもらいたくなってしまうが、この習慣はいつから始まったのか、そして鼻息のアリ・ナシにはどんな意味が?
にゃん助さんのかわいいアラームについて、ジャッキーさんにお話を聞いてみた。
鼻息には「呆れ」が込められていた…
――にゃん助さんはどんな子?
好きな食べ物はよくコンビニ等に売られてる真空パックのカツオ(高齢猫用)。好きな遊びはカーペットのホコリとりをした後に、破いた紙を丸めて投げる遊び(!?)です。
信じられないくらい毛並みが良くて、起こしに来る時に“ヒゲまんじゅう”がふっくらして、ヒゲが下がり黒目が大きくなります。チャームポイントはふっくらしたヒゲまんじゅうです。

――いつから起こしに来てくれるようになったの?
起こしに来るようになったキッカケは全く覚えてないんですが、多分6歳くらいからだと思います。その頃に「アラームより先にニャラームが鳴るから朝がツラい」みたいなこと言ってました。

――何時くらいに「ニャラーム」は鳴る?
にゃん助さんが起こしに来る時間は季節によって違って、明るくなるのが早い夏至の頃は午前3時半から4時くらいで、夏は4時半から5時、最近では6時くらいに鳴ります。冬の間はよっぽど寝坊しない限りは布団の中で添い猫になってるので、ニャラームの撮影が出来ないことが度々あります。

――鼻息が出るときのにゃん助さんの気持ちは…
鼻息はあまりに起き上がらないので呆れて出るため息のようなものなので、ニャラームとセットになるのはレアなのです。ニャラームの動画は切ったり貼ったりしないノーカットの30秒前後の動画なので、そこにニャラーム以外にどんな動きを入るかはにゃん助さん次第なのです。

――ちなみに、ニャラームを無視し続けるとどうなるの?
深酒などの本気寝の時は諦めてくれてると思うのですが、少しでも起きる可能性があると認識されると優しい猫パンチが出たり、耳元でのニャラームに切り替わります。ただ、可哀想なのでなるべく早く起きてご飯をあげるようにはしてます。
――鼻息動画への反響について…
こんなに沢山の人に可愛がってもらえるとは思ってなかったので、TikTok始めて良かったと思いました。改めてにゃん助さんは可愛いんだなって認識しました。

現在12歳のにゃん助さんだが、なんとジャッキーさんを起こしにくる習慣はすでに6年目!
「4時半に起きてごはんをあげても、5時半にまた起こされる」「ご飯あげてもスヌーズ鳴る理不尽さ」とも話していて、ごはんが欲しい・遊んでほしい…などの理由があるわけではなく、ジャッキーさんを起こすことそのものが日課になっていそうだった。
そんなにゃん助さんだが、話題になった鼻息は、実は「ため息」。
なかなか起きてくれないときに「呆れて出る」ものだそうで、もはやペットというよりも、同居人や夫婦、もしくはお母さんのよう…と思わせるにゃん助さんのレアな行動だったようだ。
ほぼ毎日のペースで更新されている、にゃん助さんのモーニングコール。
これから本格的な寒さがやってきて、にゃん助さんも布団の中でぬくぬくと過ごす日が増えそうだが、ぜひこれからも元気な「ニャラーム」を聞かせてほしい。