宮崎の特産を有効活用した新たなクラフトビールが誕生した。
完熟マンゴーを1つ作るのに40個を間引き
個性あふれる味わいが魅力のクラフトビール。たくさんの種類がある中、使われているのは…。
この記事の画像(10枚)永井友梨アナウンサー:
みやざき完熟マンゴーを作る過程で間引かれる「摘果(てきか)マンゴー」なんです。
果物を甘く、大きく育てるために、成長の悪い実を取り除いて栄養を集中させる「摘果」。
宮崎の特産品、完熟マンゴーでも欠かせない作業で、マンゴーの生産から販売までを行う「MAGRI」では、1つ育てる上で40個ほど摘果する。その総量は数トンにも及ぶ。
MAGRI 八田京子代表:
1個の赤い実をつけるのと同じように、摘果のものも大事に育てる時期があるんです。愛情かけているものを落とす…食べられるのに。何かできないかな、というのが始まりです
そこで八田さんが相談したのは、宮崎を拠点に九州産の野菜や果物などのネット販売をしている「やお九州」の服部学さん。
服部さんのもとにクラフトビールを醸造している友人から「マンゴーを使ったクラフトビールを作りたい」という話があり、摘果マンゴーを提案した。
やお九州 服部学代表:
ビールを作っていく上で、糖分は酵母菌が全部分解してしまうから、甘さは確かにいらないよねという話になって。酸味の強い摘果マンゴーで実験をしてみようと
そうして、摘果マンゴーのクラフトビールが完成。そのお味は?
永井友梨アナウンサー:
酸味がちょっと強いんですけど、とっても爽やかです。すっきりしているので、昼間からでもゴクゴク飲めそうです
この「MANGO HERO SOUR ALE」は、10月末以降にインターネットで販売予定。
やお九州 服部学代表:
摘果のマンゴーで作ったんだとビールを通して知ってもらえるし、マンゴーの生産現場も知ってもらえる、ものすごくいいアプローチだと思っています
MAGRI 八田京子代表:
生産農家として食べていかないといけないので、摘果の捨てていた部分が収益になるということが第一目的だったんです。収益の部分と喜んでもらえるものを作るということが、農家として提供できる。宮崎はマンゴー農家がいっぱいあるので、みんなでこれができたらいいなと思います
完熟マンゴーを支える摘果マンゴー。クラフトビールに生まれ変わり、これから主役としても活躍しそうだ。
(テレビ宮崎)