北陸新幹線が1年半後に福井県内へ延伸する。県外の観光客をもてなそうと、JR福井駅にある巨大なモニュメントが設置されることになった。全長9メートル、大きな3本の角が特徴の恐竜・トリケラトプスだ。

日本一の化石発掘数を誇る「恐竜王国ふくい」。駅周辺では再開発が進み、その街並みは日々変化している。現在の姿を取材した。

駅を降りると、そこには白亜紀だった

田島嘉晃アナウンサー:
恐竜といえば福井駅西口のモニュメントですが、東口にも恐竜モニュメントが作られることになりました

トリケラトプスの親子2体を新たに設置(完成予想図)
トリケラトプスの親子2体を新たに設置(完成予想図)
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新たに設置されるのは、トリケラトプスの親子2体のモニュメント。親のサイズは台座を含め高さ8.5メートル、頭から尻尾までの長さが9メートルとなる予定だ。西口には可動式の恐竜モニュメントが設置されているが、このトリケラトプスももちろん動く。

北陸新幹線の県内延伸に向け、県と福井市は全国的にブランド力のある「恐竜」を前面に打ち出した福井駅周辺の整備や仕掛けづくりを進めている。このトリケラトプスもその一つ。

設置される東口広場の整備とあわせて費用は約1億円を見込み、完成は2023年秋以降。また、すでに複数の恐竜モニュメントが人気の西口広場にも、ティラノサウルスのような大型肉食恐竜のモニュメントが新たに設置される計画もある。

県外からの観光客:
子どもがすごく喜びそう。初めて恐竜を見たが、子どもは本物だと思っている

県外からの観光客:
すごい。インパクトになっていいと思う

再開発進むも…資材の高騰が課題

福井駅西口エリアは大きく変わり続けている。3つの再開発工事が進められているからだ。

佐橋嬉香アナウンサー:
再開発工事でビルが建設されています。てっぺんが見えないほど高くなっていて、大型クレーンが工事を進めています

1つ目は通称「三角地帯」の東側に位置するA街区。ホテルや書店など33棟が解体され、5月からは新しいビルの建設も始まった。現在はタワークレーンを使って鉄骨の組み上げが進み、11階部分まではすでに完了した。

完成イメージ図を見ると、駅に近い「ホテル・オフィス」棟は地上27階建て、高さ約120メートルと、福井県内で最も高いビルとなる。1階部分には約30の飲食店が連なるフードホールを設置。マンションは28階建てで、すでにモデルルームの見学が始まっている。

佐橋嬉香アナウンサー:
B街区に来ました。三角地帯の先端に位置する場所です。中を見ると手前のビルはほとんど解体が完了しています。残すは奥のビルです

2つ目の「三角地帯」西側のB街区では7月に解体工事が始まり、すでに建物のほとんどが取り壊された。新たに建てるビルは地上8階建て、高さ約33メートル。「サービス付き高齢者向け住宅」や商業フロアを設ける。

3つ目は、ハピリン南側にある約180メートルの市道に面したエリアで行われる「南通り」地区の再開発だ。2023年春に解体工事をスタートし、「商業・業務」棟や、ホテル、マンションを建てる計画だ。いずれも1階部分を中心に商業テナントを充実させる方針。

福井駅西口で進む3つの再開発事業は、北陸新幹線の県内延伸に合わせ2024年春、1年半後の開業または一部開業を目指す。

ただ、全てが順調という訳ではない。ビルの建築に使われる資材が高騰し、一部の再開発事業で事業規模の縮小も視野に検討を進めていることが分かった。ビルの柱や梁に使う鉄骨の価格は2021年4月から2022年9月までの期間に44.5%上昇。鉄筋は22%、生コンクリートは10%以上高くなっている。

福井市都市整備課は「今後の情勢を注視し、適切に対応したい」としている。

(福井テレビ)