東京都は、午後2時半から、新型コロナウイルス対策を話し合う専門家会議を開き、都内の感染状況について議論した。その中で、新規感染者数の7日間平均が、前回(8月3日時点)は3万2921人だったのに対して、今回(8月9日時点)は3万340人で、わずかに減ったとのデータが出された。

新規感染者数の7日間平均が減少したのは、8週間ぶり。しかし会議では、「前回をわずかに下回ったものの、爆発的な感染状況が継続している」との見解が示された。

また感染者のうち、より感染力が強いとされるオミクロン株「BA.2.75」いわゆる「ケンタウロス」が、これまれでに11人から検出されていることも報告された。警戒を強める東京都は、先週から、ケンタウロスを対象としたスクリーニング検査を開始している。