中国の習近平国家主席が、8年ぶりに新疆(しんきょう)ウイグル自治区を視察した。
中国メディアによると、習主席は7月12日から13日にかけて、新疆ウイグル自治区のウルチム市を視察した。
習主席の訪問は、爆発テロ事件があった2014年4月以来で8年ぶり。

習主席は大学や博物館などの施設を視察し、「共産党指導部は少数民族の文化の伝承を大切にしている」などと語った。
今回の視察はアメリカなどが人権侵害を指摘する中、習主席自らが訪問することで、3期目を見据える今年秋の党大会で統治の安定をアピールする狙いがあるとみられる。