夏といえば、海!3年ぶりとなる海開きで変化した「海の楽しみ方」に注目した。

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女性A:
これぞ夏の海って感じですね

男性A:
3年ぶりくらいで、行きたくても行けなかったんで、本当に待ち遠しかったですね

待ちに待った海開き、ビーチには多くの海水浴客の姿があった。神奈川県の湘南エリアでは、7月から11の海水浴場がすべてオープンし、中には3年ぶりとなる場所もある。

由比ガ浜と逗子のビーチで、海に来た目的を聞いてみると…

男性B:
泳いだり、いろいろ食べたりとか

女性B:
日焼け!

海に来た目的を87人にアンケートしたところ、3位は「食事」、2位は「ビーチで遊ぶ」、そして1位はやはり「海で泳ぐ」

中には変わった目的の人も…

男性C:
海沿いをランニングしています、ちょっと鍛えようかなと思って。移住してきて1年なので、初めてなんですよ今回の海開きが。開放的な気持ちになりますね

「大丈夫だよ~」と母親に声をかけられ、おそるおそる海に近づく
「大丈夫だよ~」と母親に声をかけられ、おそるおそる海に近づく

ビーチには家族連れも多く、子どもを初めて海に連れてきたという人や、貝殻拾いに来たという親子も。

女性C:
コロナだと本当に外に行けないし、(子どもに)もっといろんな自然に触れさせてあげたりとか、これからいっぱいできたらいいなと思います

パラソル → テントに変化  “密”防ぐ対策も

そんな中、逗子の海水浴場では、ビーチパラソルではなくテントで過ごす人たちが増えるという変化が。
ビーチパラソルをレンタルできる海の家では…

Virgo・丹野公人さん:
(パラソルは)全部で50本ぐらいあるんですけど、半分ぐらいの利用で止まっています。上から見ると、パラソルがズラーッと並んでいる風景が昔は見られたんですけど、ちょっとだけ寂しいですね

一方で、約600mの遊泳区域にテントがいくつあるか数えてみると、なんと99個!逗子のビーチでは簡易テントはOKとはいえ、なぜテントを選んでいるのだろうか。

女性D:
テントを張ることで、自分たちの空間と、他の方の空間との距離が保てるっていうところもあるので

女性E:
以前はよく海の家を利用していたんですけど、テントの中で家族でお弁当を食べたりとかして過ごすようになりました

少しでも感染のリスクを抑えようと、テントの中で着替えや食事をする人が増えているようだ。

また、由比ガ浜では、50年以上続く「海の家 かまくら茶屋」でこんな変化が…。

海の家 かまくら茶屋・荒井博文さん:
以前は(テーブルを)1列全部くっつけていた。今は間隔を1mずつ空けて、少ない人数で座れる形ですね

利用客が密にならないよう、テーブルの間隔をこれまでよりも空けて営業。他にも、対面を避けるために券売機を設置したり、カウンターの幅をより広くしたりしたという。

新メニュー、AIやドローンを使った新たな取り組みも

そんな中、今年初出店となる「海の家 叶夢かむ」では、地元で採れた新鮮なしらすをたっぷりと使い、特製のだしで味付けした「しらす丼(800円)」が登場!

德田聡一朗アナウンサー:
うわっ!ふわっふわですね。しらすと特製のだしの相性、抜群ですね。心地よい潮風を感じながら、最高の海の幸をいただくっていうのは幸せですね

海の家 叶夢かむ・西野悠さん:
3年ぶりなんで、盛り上げるしかないよねっていう感じで、お客様に恩返しする気持ちでやってます

また、「AONOVA」からも、新メニューの「ジンジャーチキンレモンライス(1200円)」が登場している。

グルメだけではない、新たな取り組みも出てきている。

德田聡一朗アナウンサー:
ひときわ高いところに、カメラみたいなものがありますね

由比ヶ浜に導入されたのは「海辺のみまもりシステム」AIが危険な波を検知して教えてくれるもので、神奈川県内で初めての試みとなる。

ドローン音声:
こちらはライフガード鎌倉です。ただいまドローンによる海岸パトロールを行っています

さらに、スピーカーの付いたドローンで体調不良者がいないかなどをチェックする取り組みも、新しく始まった。

鎌倉市海浜組合連合会・増田元秀 代表:
他の海水浴場がやっていないことでも挑戦するし、お客様を笑顔で迎えるためには、対策をしっかりしていないといけないかなというふうに感じております

全国でも…海がもっと楽しくなる 変わり種スポット

一方、由比ガ浜の隣にある「材木座海水浴場」では…

德田聡一朗アナウンサー:
海の家の中にテントがありますね

近年ブームになっているサウナを楽しめる海の家「Sand's cafe」が新たに誕生(THE KAMAKURA SAUNA サウナ90分3000円~)。

德田聡一朗アナウンサー:
暑っ!想像以上に暑いですねこれ

温度は、通常のサウナよりも高い、約100℃。ロウリュもついており、5分ほど入っただけで汗が噴き出てくる本格派!
たっぷりと汗をかいたあとは、目の前に広がる海へ…

德田聡一朗アナウンサー:
あー!気持ちいい!

他にも、沖縄の万座ビーチリゾートでは、日本最大級の会場アスレチック「万座オーシャンパーク®」が7月1日よりリニューアルオープンするほか…

※画像は「ちょっとヨットビーチマリーナ江の島」にて撮影されたもの
※画像は「ちょっとヨットビーチマリーナ江の島」にて撮影されたもの

大阪では、大阪北港マリーナHULLにて、新感覚のマリンアクティビティ「フォイルサーフィン」が7月16日から登場する。

全国でも、密を避けながら海が楽しめるスポットが、続々と誕生している。

(「めざましテレビ」7月12日放送分より)