健康志向で人気が高まっている「ぬか漬け」の魅力をお伝えする。

ぬか床は乳酸菌豊富 野菜を手軽に

この箱が何だかわかるだろうか?

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実は、冷蔵庫で管理するぬか漬け専用の木箱「醸箱(かもしばこ)」。宮崎県新富町のキムラ漬物が、小田木工所と共同開発したものだ。

健康志向の高まりとともに今、ぬか漬けが注目されている。

なぜ、ぬか漬けがこれほど人気なのか。キムラ漬物宮崎工業でその魅力を教えてもらった。

キムラ漬物・木村昭彦社長:
外より中からきれいになりたいという人が増えているみたい。箱の注文をいただいたのも女性が多かった

ぬか床には乳酸菌が多く含まれるという。

キムラ漬物・木村昭彦社長:
ぬか漬けは、まず野菜をたくさん摂取できる。生野菜と比べると、漬けることでかさが小さくなる。加熱しないので野菜のおいしさをそのまま取れて、栄養価も高い。すばらしい日本の伝統食だと思います

冷蔵庫なら3日に1回混ぜればOK

キムラ漬物の代表銘柄は、天日干し大根を昔ながらの製法でぬか漬けにした「たくあん」。

このぬか漬けの魅力をより多くの人に知ってもらおうと作られたのが、「熟成ぬか床」(1026円)だ。

ここ数年需要が高まり、2021年の製造量は前年の約2倍に。ここでも家庭で楽しむぬか漬けへの関心の高さが伺える。

金丸ひろみリポーター:
手作りならではの、ふんわりとした優しいぬかの味がします。おいしい

作り方は簡単。洗った野菜をぬか床につけて、お好みの漬かり具合で取り出す。

キムラ漬物・木村昭彦社長:
常温だったら毎日混ぜてほしいが、冷蔵庫など低温である程度、ゆっくり菌が動くところであれば、3日に1回くらい混ぜてもらえれば十分

このほか、より手軽なチューブタイプもある。季節の野菜を楽しめるのもぬか漬けの魅力。変わり種「ミニトマトのぬか漬け」もおすすめだ。

金丸ひろみリポーター:
ミニトマトのうまみが凝縮されたようです。とってもおいしいです

キムラ漬物・木村昭彦社長:
割とこの子たち(ぬか床)元気なので、多少放っておいても大丈夫。気を楽に。宮崎は野菜がたくさん取れるので、いろいろなものを漬けていただけるといいと思います

日本の伝統的な家庭の味として親しまれてきたぬか漬け。ぜひ挑戦してみては?

(テレビ宮崎)

テレビ宮崎
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