新型コロナウイルスの影響で、人々の憩いの場である公園でも利用の注意を促す動きが出ている。
 

出典:厚生労働省
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22日の専門家会議では公園での感染リスクが指摘され、同日発表した「人との接触を8割減らす、10のポイント」には、「公園はすいた時間、場所を選ぶ」という注意が盛り込まれている。また東京23区の、荒川区・北区・中野区・文京区は、23日現在で公園の遊具を一部使用禁止しており、他4区も禁止を検討中だという。

 

さらに東京都公園協会は17日に公式Twitterで、不要不急の公園利用は控えるよう呼び掛け、ポスター画像を投稿した。
 

ポスターは同協会のキャラクター「ともすけ」のイラストで、公園でもマスク着用・手洗い励行・2メートル以上離れるソーシャルディスタンスを呼び掛けるものと、「3密」を避けるよう訴えるものの2種類がある。
 

出典:東京都公園協会

同協会は、画像と合わせて「大変恐れ入りますが、不要不急の公園利用はお控えいただきますようお願いいたします。」と投稿しているが、そもそも不要不急の公園利用とはいったいどういうものなのか?そして、公園利用の現状はどうなっているのか?
担当者に聞いてみた。
 

特に郊外の公園や大きな公園に人が集まっている

――ツイートの狙いは?

私共は、この投稿の前から公園の園内放送や掲示等で利用の自粛をお願いしていました。
しかしそれでは、なかなか広まらないという事があり、この度ポスターを作ってTwitterやホームページで周知することになったのです。

このポスターは、公園によって張り出しているところもあり、それに加えてTwitterや公式サイトで使用しております。
 

出典:東京都公園協会

――公園は今そんなに混み合っている?

混み具合は公園によって変わりますが、去年と比較すると増えているようです。都心よりは郊外の公園、また代々木公園、駒沢オリンピック公園、小金井公園など大きな公園は特に人が多く集まっています
 

――大人と子ども、どちらが目立つ?

これも公園によって変りますが、お子様連れの方が多いという話を聞いています。また成人の方、ランナーの方が目立つところもあるようです。
 

散歩・ジョギング・目的地に行くため通過するのはOK

――「不要不急の公園利用」とは? 逆に必要な公園利用とは?

ジョギングや散歩、また、どこかへ行くときに公園を通路として利用することは不要不急にあたらないとされています。それ以外の方に関しては、基本的に不要不急の公園利用を控えていただきたいということです。
 

――公園でもマスクは必要?

マスクをしてない方々がたくさんいらっしゃるというお声を多くいただいています。
ですので、公園内もマスクを着用し、ソーシャルディスタンスに必要な距離を取っていただくようにアナウンスさせていただいております。
 

――マスクする・しないでトラブルがある?

ケンカなどの報告は来ていませんが、ジョギングされている方同士で、お声がけをしたところ無視された、などというお話は聞いております。
 

――SNSで公園の封鎖を求める声があるが対応する?

私どもの一存で決めるものではなく、東京都や国から指示があれば封鎖する可能性があります。現状では、人々が多く集まる大きな遊具に関しては一部を閉鎖していますが、都立公園そのものを封鎖しているところはありません
 

――専門会議の10のポイントに「公園はすいた時間、場所を選ぶ」とあるが時間帯は?

例えば駒沢公園の場合は「10時~15時の時間帯は極力ランニングなどはご遠慮してください」とアナウンスしております。公園がすく時間はそれぞれ違います
その特性に合わせて、公園がすく時間を選んでいただくことになります。
 

――公園を利用する人へのアドバイスは?

状況は刻一刻と変わっていきますが、国や東京都が公表するコメントをしっかり聞いていただき、そのうえで現在は公園の利用をご遠慮いただければと思っております。
 

出典:東京都公園協会

家の中だけではストレスがたまるため外に出たい気持ちはわかるが、3密を防ぐため「みんなが公園に行っているから自分も行く」のではなく「みんなが行っていないときこそ公園に行く」方がよさそうだ。未曽有の事態に立ち向かうために、やはり一人一人のモラルが問われているのだろう。
 

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