新型コロナウイルスの影響で外出することができず、ストレスがたまる状況が続いている。
そんな中、落ち込みがちな気分を晴らそうとするインコの画像がTwitterに投稿され、話題となっている。
それがこちらだ。
なにをしたら一番よいかわからんが
— 村東剛 「おと写真館」「インコのおとちゃん それから これから」 (@photosgo) April 6, 2020
とにかくコロナよ無くなれ!#緊急事態宣言 #アマビエ #amabie #出てきたよ#インコのおとちゃん #インコのおとちゃんそれからこれから pic.twitter.com/So056bVZDe
なにをしたら一番よいかわからんが
とにかくコロナよ無くなれ!
この投稿をしたのは、インコのおとちゃんの飼い主で写真家の「村東剛」(@photosgo)さん。雑誌や広告などで主に活動しており、人物写真中心に写真展などでも作品を発表している。
Twitterに投稿された画像は、白い紙の箱に絵が描いてあり、顔の部分が空いているいわゆる“顔ハメ看板”に可愛らしいインコが顔をはめている。
そして、紙の箱に描かれている絵は「アマビエ」という江戸時代から日本に伝わる妖怪。疫病や豊作を予言するとされ、「疫病が流行った時には、アマビエの絵を描いてみんなに見せれば、疫病が収まる」と言い伝えられていることから、今SNSを中心に話題となっていて、厚生労働省も新型コロナ感染防止の啓発用アイコンとして使用している。
なんともかわいらしい姿だが、2枚目の画像には顔ハメの部分がインコによって破られ広がってしまっている。でもその横にいるインコはなぜか誇らしげな表情をしている。
Twitterでは「おとちゃんかわいすぎます〜」「素晴らしい写真ありがとうございました。元気出ました」など喜びの声があり、約1万1千件のリツイート、約2万8千件のいいねがつくなどと大きな反響となっている。(4月22日現在)
「アマビエ」の力を借りてでも、新型コロナに収束して欲しいという願いとともにほっこりするこのツイート。なぜ“顔ハメ看板”にしたのか?そして、可愛いインコについても投稿者の「村東剛」さんにお話を聞いた。
「おとちゃん」は箱に入って遊ぶのが好き
ーーインコの名前と年齢を教えて
コザクラインコ「おとちゃん」オスです。現在13歳です。そろそろ老年期になっています。
ーーなぜ作ろうと思った?
ツイッターで妖怪アマビエの話題を読んだ時に見た絵が「インコがロン毛になったみたいだな」と思ったのです。
「おとちゃん」が長い髪のカツラなど被ったらこんな感じになるな、などと思ったのですが、絶対にいやがりますし、そこで箱をつくって絵を描いて穴をあけてのぞいてもらいました。
アイデアというよりも、小鳥は遊びが大好きです。種類にもよりますが、もともと「おとちゃん」は箱などに入って遊ぶのが好きなので遊んでもらいました。
ーーおとちゃんはすんなり入ってくれた?
無理やり入れていません。新しいおもちゃが来たそんな感じで、すんなり入ってくれました。
「おとちゃん」は甘えん坊でやさしい性格
ーーおとちゃんの性格を教えて
「おとちゃん」は甘えん坊でやさしい子です。いつも家族に元気をわけてくれています。たまに怒ったりもしますが、それは犬も猫もいっしょですね。
ーーどのくらいの時間入っていた?
顔を覗かした写真の状態は一瞬ですが、インコの習性で紙などをかんだりちぎったりするのが好きなので、紙の箱がボロボロになるまで遊んでました。10分ぐらい遊んでましたかね。
ーーおとちゃんが顔ハメ部分を破ったあとの表情についてどう思う?
得意げに見えますね。楽しい時はいつもあんな表情をします。元気一杯です。
在宅中心の生活でインコに癒されている
ーー反響はあった?
これまでの「インコのおとちゃん」ファンの方ばかりではなく、楽しんでいただけたようで可愛いものにみなさん喜んでいただけたようです。特にツイッターに載せた時は、一気にいいねが来て止まらず驚きました。
ーー現在は在宅中心の生活?
もちろんです。
ーーインコが癒しになってる?
家の中でカゴに入っている小鳥は犬と違って「外」で散歩はないですが、普段から「放鳥」といいましてカゴの中から部屋に出して一緒に遊び、癒されています。小鳥を飼っている方たちは在宅でその子たちに癒されているのではないでしょうか。
ーー新型コロナウイルスで在宅生活をしている人にひとこと
コロナの影響でたいへんですが、近くにいるペットたちに癒されてください。ちいさな家族のその汚れのない姿をみることで、嫌な気分も晴れることと思います。こんな時だからこそいっしょに遊んでやってください。そして大事にしてやってください。
現在の状況にストレスを感じている中、こうした可愛いペットが癒やしとなっている人も多いだろう。そして“アマビエ”おとちゃんが新型コロナをなんとかしてくれないかという淡い願望をもちつつ、収束した後には、あの得意げな顔をまた見たいものだ。
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