サクラクレパスのクレパス復活方法が話題
新年度を前に、子どもの文房具を買い替える人も多いことだろう。そのような中でいま、汚れたクレパスをピカピカに復活させる方法がSNSで話題となっている。
発信したのは、サクラクレパスの公式Twitterだ。
あるTwitterユーザーが、汚れたクレパスの写真と「さくらクレパス、もうそろそろ買い替えかな〜」とのコメントを投稿。これにサクラクレパスの公式Twitterが「ベビーオイルなどで汚れをふき取ってあげると結構きれいになります。巻き紙は折り紙などで巻き直してあげると◎。新しく買うのもアリですが、お手入れも一つの選択肢に…メーカーが言うのもあれですが(/д\)」とツイートしたのだ。
たしかにツイートと共に投稿した画像を見ると、汚れが拭き取られたクレパスには、鮮やかな色が戻っている。
使っていると、黒ずんできたり他の色が付いて汚れてしまうことがある。そんなクレパスもベビーオイルを使うと見事に復活するのだ。この手軽に汚れを落とす方法は注目され、投稿には13000リツートと35000いいねがつくほどとなった。(3月25日現在)
またツイートを見て多くのユーザーが「試してみたい」と反応し、実際に試してみた人のクレパスは見事に復活。このビフォーアフターなどもTwitterには投稿されている。
春休みに入る時期もあってタイムリーな話題
手軽にできそうで、知らなかったという人はぜひとも試していただきたい。こうなると、他にも裏技がないかを知りたい。サクラクレパスのTwitter担当者に詳しく話を聞いてみた。
――クレパスの“復活方法”がSNSで話題になったことをどう思う?
春休みに入る時期というのもあって、クレパスの買い替えや汚れについて気になっていた方も多く、タイムリーな話題だったのかなと思います。たくさんの方に知ってもらう機会となり、純粋に嬉しいです。
――クレパスでは当たり前のやり方?
そうですね。社内では当たり前な話かと思います。私も仕事柄よく使うので、ベビーオイルはデスクの上に常備しています。
――なぜベビーオイルが良いの?
クレパスにはオイルが含まれているため、おすすめしております。化粧用のクレンジングオイルなどもお使いいただけます。
クレパスは面塗りが得意な画材
――そもそもクレパスとクレヨンはどう違うの?
クレヨンとクレパスの違いですが、クレヨンは少し硬くて線画、線を描くのが得意な画材です。それに対してクレパスは、クレヨンと比較してオイルが多く含まれるため少しねっとりとしていて、面塗りが得意な画材です。例えば混色、色を混ぜるであったり、重色、色を重ねていくことが得意な画材です。
――では、この方法をクレヨンにも応用できる?
クレヨンについても同様のお手入れで問題ございません。
――コメントの「新しく買うのもアリですが…」には若干の葛藤があった?
メーカーとして新しく商品を購入いただくことはとても有り難いことではありますが、選択肢として、お手入れもあることをお伝えしたかったです。「営業さんに怒られませんか?笑」というツイートもありましたが、私がこのようなツイートができるのも、使ってくださるお子さまやそのご家族を第一に考えるサクラクレパスにいるからこそだと思います。
クレパスはスクラッチ技法がおすすめ
――他に、クレパスの裏技があったら教えて!
ご存じの方も多いと思いますが、スクラッチ技法がおすすめです。好きな色のクレパスを何色か塗りつぶし、上から黒のクレパスで全体を塗りつぶします。その後、フォークや竹串やヘラなどでひっかいて絵を描く技法です。
また、小さなクレパスだと捨ててしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、小さいクレパスでも一工夫で楽しくお絵かきができます。
――折り紙の巻き直しを応用した裏技はある?
裏ワザと言えないかもしれませんが、マスキングテープでもOKです。
――春からサクラクレパスを使う子やサクラクレパスファンに向けてメッセージをお願い
ツイートをご覧になり、「お手入れしたよ!」という報告もいっぱい届いていてとても嬉しいです。春からクレパスを使いはじめるお子さんもこれからたくさんお絵かきをして楽しんでもらえればと思っています。
汚れたクレパスは、その分お子さまが楽しくお絵かきをした証だと思いますので、お手入れ後のクレパスはもちろんですが、汚れたクレパスを見ると嬉しくなります。
ベビーオイルなどで汚れをふき取ってあげると結構きれいになります。巻き紙は折り紙などで巻き直してあげると◎
— サクラクレパス【公式】 (@1921_SAKURA) March 18, 2022
新しく買うのもアリですが、お手入れも一つの選択肢に…メーカーが言うのもあれですが(/д\) https://t.co/JWK6wrY6uD pic.twitter.com/2cLQhcBNfi
知っている人もいたかもしれないが、担当者からはスクラッチ技法やマスキングテープを貼るといった裏技を聞くことができた。クレパスの復活方法だけでなくこうした技も是非とも試していただきたい。