環境に配慮した食材として注目されている「代替肉」。この代替肉の市場に、新潟市の製菓会社が参入することを発表した。製菓会社の製造する代替肉の特長とは?
なぜ? 製菓会社が「代替肉」事業に参入
長谷川珠子アナウンサー:
酢豚に餃子、おいしそうな中華料理には代替肉が使用されています

大豆を原料にした「代替肉」の製造・販売を始めた亀田製菓。販売するのは冷凍ブロックタイプで、レストランやホテルでの流通を見込んでいる。

お米総合研究所 高橋肇 所長:
地球のサステナビリティ(持続可能性)に亀田製菓がどう貢献するかを考えて、この市場に参入した

実は5年ほど前から代替肉の製造に着手したという亀田製菓。当時は一般消費者向けに販売したが…。

お米総合研究所 高橋肇 所長:
当時、一般消費者にはまだなじみが深くなくて、あまり拡販できなかった経験がある。今回は外食産業のメニューに使う原料として販売することで、食べて知ってもらいたい

米菓製造の技術で本物の肉に近い味・食感に
製菓会社が製造する代替肉には「米菓製造で培った食感の調整や、味付けの技術が生かされている」という。さらに…。
お米総合研究所 高橋肇 所長:
米菓の練りとか、そういう技術を利用して繊維感も出している

試行錯誤し、肉独特の繊維感にもこだわった。

また、調理がしやすいよう味はプレーン味に。
お米総合研究所 商品開発チーム 横谷みゆき さん:
味付けがとてもしやすい素材なので、味付け次第で牛・鶏・豚など、いかようにも使える

代替肉を使ったサラダチキンを試食すると…。

長谷川珠子アナウンサー:
弾力と舌触りは、ほとんどお肉。大豆の風味もほとんど感じられなくて、鶏肉のしっとりとした食感でだまされますね。本当においしい。

お米総合研究所 高橋肇 所長:
おいしく、地球環境にも良く、健康にも良いというところを知っていただきたい

大手製菓会社の参入で、代替肉市場もさらに盛り上がりを見せそうだ。
(NST新潟総合テレビ)