緊迫するウクライナ情勢を巡り、岸田首相が17日夜、ロシアのプーチン大統領と電話会談を行う見通しであることが、政府関係者への取材でわかった。
岸田首相とプーチン大統領の会談は2021年10月以来。ロシアのウクライナへの軍事的侵攻の懸念が高まる中、プーチン大統領に緊張緩和を働きかけるものとみられる。
安倍元首相は、自身が率いる派閥の会合で、「岸田首相はプーチン大統領に日本の考え方を何らかの形で伝えると思う」との見通しを示した上で、「外交努力が実ることを期待したい」と述べていた。
岸田首相は、15日にウクライナのゼレンスキー大統領と電話会談し、「ウクライナの主権と領土の一体性について一貫して支持する」との立場を表明している。