刑法犯 戦後最少 ”宣言中”は大幅減

去年1年間に警察が把握した刑法犯は56万8148件で、戦後最少を更新した。新型コロナウィルスの感染拡大で緊急事態宣言が発令された1月から3月は前年の同時期より街頭での犯罪が28.6%減り、外出自粛が減少の一因とみられている。

"児童虐待”最多10万人超 DVやストーカーも高水準

一方、虐待の疑いがあるとして全国の警察が去年、児童相談所に通告した18歳未満の子どもの数は、10万8050人で、児童虐待で摘発された事件は2170件で、いずれも前年から増加し、統計史上最も多かった。

通告した児童のうち、心を傷つける暴言などの「心理的虐待」が8万人を超えて最も多く、次いで暴力などの「身体的虐待」、育児放棄などの「怠慢・拒否」と続いた。また、ドメスティックバイオレンスの相談件数も8万3035件で、最多を更新したほか、ストーカーの相談は前の年より減ったものの、2万件近くにのぼり高い水準で推移している。

コロナの影響などで外出自粛が続く中、こうした事案が潜在化しないよう警察庁は早期の相談を呼びかけている。

警察庁によると、2021年の刑法犯認知件数は戦後最少を更新した。
警察庁によると、2021年の刑法犯認知件数は戦後最少を更新した。
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サイバー犯罪の摘発初の1万件超え 特殊詐欺も4年ぶりに増加

一方、サイバー犯罪の摘発件数は1万2275件と初めて1万件を超え、最多を更新した。警察庁は4月からサイバー特別捜査隊を立ち上げ、捜査態勢を強化する方針。

さらに還付金詐欺が前の年より120%以上増えたことから特殊詐欺の認知件数は1万4461件で、4年ぶりに増加した。金融機関などと連携し、注意を呼びかけるとともに取り締まりを進める。