香川・小豆島の老舗のしょう油蔵では、伝統的なしょう油造りに欠かせない木のおけを作るイベントが行われた。
島のしょう油造りは、2021年に国の無形民俗文化財に登録され、関心が高まっている。

しょう油蔵が「木おけ」の技術を継承

スギの板を合わせて、タケで作った「たが」を取り付ける。高さ2メートルほどの大きなおけ。

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しょう油の産地・小豆島で、約150年の歴史を持つ「ヤマロク醤油」では、空気が乾燥するこの時期に、醸造に使う木のおけを作る。

おけの中に自然に宿る微生物の発酵の力で、昔ながらの味わい深いしょう油ができる。10年程前まで、職人の減少で途絶えかけたおけの技術を、このしょう油蔵が継承した。

そして2021年、島の醸造の技術は、全国で初めて国の無形民俗文化財として登録された。

日本国内外からも注目…オークションも

2022年は県の内外からしょう油蔵などが集まり、技術を学んで木おけを使った醸造を取り入れようとしている。

オークションの様子

小豆島のしょう油蔵:
先人から島で受け継いだ木おけ作りを、将来に向けて伝える気持ちに賛同した

福岡県のしょう油蔵:
実際(技術が)復活しているのを見ると、日本の文化が守られたと思う

木おけのオークションも行われたほか、海外のバイヤーも木おけに興味を持ち、オンラインで商談会が開かれた。反響の大きさに「ヤマロク醤油」では夢を膨らませている。

オンライン商談の様子

ヤマロク醤油・山本康夫社長:
小豆島を、ワインで言う(フランスの)ボルドーやブルゴーニュのような産地にしながら、(将来的に)世界中の食に興味がある人、インバウンドが来るところまで持っていきたい

(岡山放送)

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