食べても"罪悪感”無い「ギルトフリー」食品が人気 あのお菓子も"砂糖ゼロ”の試作進める【新潟発】
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食べても"罪悪感”無い「ギルトフリー」食品が人気 あのお菓子も"砂糖ゼロ”の試作進める【新潟発】

低糖質など、食べることに罪悪感のない“ギルトフリー”な食品が注目されているのをご存じだろうか?
なぜ今注目されているのか。そしてギルトフリーな食品を手がける人たちの思いを取材した。

コロナ禍で注目集まる“ギルトフリー”な食品

新型コロナウイルスの感染拡大を防ごうと、長期化した自粛ムード。
大豆商品の製造・販売を手がけるメーカーが2020年に実施した調査では、新型ウイルス流行前と比較した自粛期間中の「食事への罪悪感」ついて、半数以上の55%の人が「罪悪感が増した」と回答。

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コロナ太りを意識する人が増える中、新潟県内のスーパーマーケットには…

長谷川珠子アナウンサー:
低糖質や低カロリーなど、体を気遣ったヘルシーな食品を展開するコーナーができています。今このような、食べても罪悪感を抱きづらい食品を“ギルトフリーな食品”と呼び、注目されているのです

その種類は多岐にわたり、品数も徐々に増えているという。

そんな中、新潟市中央区のイタリア料理店「IJIRUSHI insieme(イジルシ)」が提供しているのは、小麦粉を使用しない“グルテンフリー”のパスタ。

太りにくい食事を心がけ、小麦粉の取り過ぎに注意するなど、健康志向を掲げる人に注目されているグルテンフリーのパスタ。
IJIRUSHIでは、トウモロコシ粉や米粉などから作った、6種類のグルテンフリーパスタを使用しているが、オーナーの伊藤健之さんにはある思いが。

IJIRUSHI オーナーシェフ 伊藤健之さん:
グルテンフリー用のメニューがあるというわけではなく、グルテンフリーのパスタを食べない方とも一緒に食べに行ったときに、同じメニューから選ぶこともレストランの楽しみ方の1つだと思う

健康志向かどうかに関わらず、「みんなで食卓を囲める選択肢をつくりたかった」という。
また、飲食店への時短要請を乗り越え、客足が戻りつつある今、グルテンフリーの需要にも変化があった。

IJIRUSHI オーナーシェフ 伊藤健之さん:
(需要が)増えてきているような感じはするため、よりそういう意識をされている人は多いのかと思う

そんなグルテンフリーのパスタのお味は?

長谷川珠子アナウンサー:
風味は普通のパスタと本当に変わらなくて、言われなければ気づかないくらいおいしいです

そして、ギルトフリーを意識しながらも、料理人として譲れないものもある。

IJIRUSHI オーナーシェフ 伊藤健之さん:
体にも健康にも気遣った中で、どうやったらおいしく食べてもらえるかということは、すごく自分の中でテーマではある

クラウドファンディングでニーズ探って新商品開発

罪悪感を減らす外食の形がある一方、自粛中のコロナ太りの原因の1つが…

長谷川珠子アナウンサー:
自宅にこもっていると、お菓子などをついついつまんでしまう間食。しかし今、新潟の米菓にもギルトフリーな商品が登場しているということで、亀田製菓のある開発チームを訪ねます

潜入したのは、ある日のリモート会議。
いったい、何を話し合っているのだろうか?

亀田製菓 事業開発部 神尾英里さん:
砂糖ゼロハッピーターンに関する会議をしていた

亀田製菓の若手社員5人からなるグループ「Kameda未来研究所」が2021年に開発したのは、砂糖の代わりに天然甘味料を使用した“砂糖ゼロハッピーターン”。

絶妙な甘塩っぱさが人気のはずのハッピーターンだが…

亀田製菓 お米総合研究所 佐々木俊之主任:
砂糖がいっぱいかかっている商品で、罪悪感がある。それがネックで、買い控えや手が伸びにくいお客さまがいるのは課題

そこで立ち上がったKameda未来研究所は、試作品を送る代わりに応援金を募るクラウドファンディングを実施。
協力者から意見を聞き、ニーズを探った。

亀田製菓 事業開発部 神尾英里さん:
作りながら、どういうものを欲しているのか、期待しているのかという声が聴けるのは貴重な体験だった

すると、コロナ太りを意識してか、新商品の開発に興味を持つ消費者が続出。
2カ月間で、250万円の応援金が集まった。

寄せられたコメント:
親子で好きです。ただ、粉が落ちなければなぁと思ってました

寄せられたコメント:
糖質制限のため、ここ数年は食べるのを我慢していました。楽しみにしています

32回に及ぶ試作 “おいしいのは大前提”

こうした声を受け、完成した試作品。

亀田製菓 事業開発部 神尾英里さん:
50%、粉を減らした

また、見た目にも違いが…

長谷川珠子アナウンサー:
砂糖ゼロハッピーターンの粉のほうが、きめ細かいですね

粒の大きさを改良して手につきづらくし、サイズも一口大の半分になった。

在宅ワークなどでパソコンに向かいながらも、手軽に食べられるよう工夫したという。

長谷川珠子アナウンサー:
まろやかな甘さがあって、従来のハッピーターンと風味とかはあまり変わらないですし、本当に砂糖を使っていないのかと思ってしまいます

砂糖を使わずに自然な甘みを表現するため、試作は32回に及んだ。

亀田製菓 事業開発部 神尾英里さん:
口に入れたときに甘みが出てくるタイミングが、砂糖と甘味料では違うため、何通りかやって、中間で甘みが出てくるものと後半に出てくるものがあるので、その2つ(の甘味料)を組み合わせて適度な甘みが出るように

今後も協力者の意見を聞きながら商品化を目指し、試作を続けるということだが、やはりこちらも大切にするのは…

亀田製菓 事業開発部 神尾英里さん:
おいしいのは大前提で、開発を進めていた

食べる人を思いやり、ギルトフリーでもおいしいものを。
作り手たちの熱いプライドは、自粛生活で生まれた食事への罪悪感を幸福感へと変えていく。

(NST新潟総合テレビ)

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