福岡県でヤギを飼育する小屋の鍵が壊される被害があり、防犯カメラが破壊行為の一部始終を捉えた。被害は小屋だけでなく、飼っていたヤギにも及んでいる。
1年ほど前から“破壊行為”相次ぐ
自転車で現れた高齢の男。

一度立ち去るが、手に何かを持って再び戻ってくると、金づちのようなもので小屋の入り口を壊し始めた。

この現場でいったい何があったのか?
事件が起きたのは福岡県小郡市。そこには、ヤギを飼育する小屋があった。

被害に遭った男性に話を聞くと…。
被害に遭った成田敏文さん:
ここの鍵が壊されたんです

壊されたのは、ヤギ小屋の扉につけている鍵だった。

1年ほど前からこうした破壊行為が相次ぎ、事件が起きる数日前には小屋からクワを盗まれる被害もあった。

「抵抗できないヤギに…」変死体や脳しんとうも
犯人を突き止めようと、成田さんは防犯カメラを設置していた。しかし、被害は小屋だけでなく飼っていたヤギにも及ぶ。

被害に遭った成田敏文さん:
ここにヤギの変死体がぶら下がってたんですよ。これ(柵)に首輪がぶら下がって。そういうことはあり得ませんもんね

ヤギが不審な死を遂げたほか、何者かに殴られたのか、脳しんとうを起こして倒れていたこともあるという。

被害に遭った成田敏文さん:
言葉のない動物に対して…勝手に入ってそういうことをするから。ヤギはおびえきって、抵抗できないんですよ。かわいそうすぎますよね

警察は、防犯カメラに映っていたとみられる男からすでに任意で話を聴いていて、器物損壊の疑いで調べを進めている。
(テレビ西日本)