「ここに来て笑顔増えた」コロナ禍で居場所失ったDV被害の親子を"戸建てシェルター”に…長期保護も可能に【岡山発】
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「ここに来て笑顔増えた」コロナ禍で居場所失ったDV被害の親子を"戸建てシェルター”に…長期保護も可能に【岡山発】

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DV(ドメスティックバイオレンス)の被害者への支援が広がり、岡山・津山市の認定NPO法人は保護シェルターを増設するなど、支援体制を強化している。

DV被害者の親子専用の戸建て“保護シェルター”

認定NPO法人 オリーブの家 山本康世理事長:
ここがダイニングとキッチン、和室が1つ。ここがお風呂場と洗濯とか…全部新品です

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木の香りが漂う新しい住宅は、7月に購入したばかりの一戸建て。
実は…

認定NPO法人 オリーブの家 山本康世理事長:
ここは保護シェルターになっている。DV被害者の親子専用の保護シェルター

県内外でシェルターを運営する津山市の認定NPO法人・オリーブの家が、被害者を保護する部屋を増やそうと購入したもの。

認定NPO法人 オリーブの家 山本康世理事長:
親子だと、そこそこ大きなお家でないと保護ができない。何より長期で保護ができるというところがなかなかない

2,000万円を超える費用は、国や県などの助成金を充てることができた。

認定NPO法人 オリーブの家 山本康世理事長:
2020年ぐらいから、新型コロナで居場所がなくなった人たちが確実に増えている。こういう助成金が岡山県の方でも募集がかかった

住宅購入からまもなく、保護の依頼があった。
被害者は、40代の女性と5人の子どもたち。

保護された女性(40代):
旦那が機嫌が悪くて、警察呼ばないといけない状態になりまして…。物に当たって投げたり、机をひっくり返そうとしたり、最終的にはわたしの腕をつかんで、“折っちゃろうか”と。身の危険を感じた

60代の夫は病気で働けないため、一家は生活保護を受けていた。夫は毎日酒を飲み、生活費を渡さず、暴言を繰り返していたという。

親子で保護されて約2カ月。
子どもたちの様子も変化したという

保護された女性(40代):
こわばったような表情をしていたが、こっちに来てからは笑顔が増えた。楽しく会話もできるし、見張られていないのがうれしくて、みんな

親子は、時間をかけて生活を立てなおそうとしている。
8月から離婚調停の手続きを始めた。

保護された女性(40代):
戻っても何も進まないし、ここで変えていかないと前に進めない。良かったと思ってます

新たにオリーブの家では、クラウドファンディングを立ち上げた。
被害者の弁護士費用や、シェルターの運営費用を多くの人に協力してもらおうというもの。

認定NPO法人 オリーブの家 山本康世理事長:
目標金額は達成した。皆さんのおかげで、この金額でまた支援できる

内閣府によると、全国のDV相談件数は2020年度に19万件を超え、過去最多となった。
被害者への支援の輪が広がっている。

認定NPO法人 オリーブの家 山本康世理事長:
自立に向けて、全員で頑張っているところ

(岡山放送)

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