新型コロナで、特に海外旅行は行けない状況が続いている。
そこで、世界各国を旅する気分だけでも味わえるというユニークなイベントが開かれた。
愛媛にいながら世界旅行気分?
海外旅行気分を味わえると、新人の鈴木瑠梨アナウンサーが訪れたのは、愛媛・松山市春日町にある大人のためのアートスペース「学と芸 七分」。
ここで今開かれているイベントが、その名も「おみやげ世界旅行」だ。

学と芸 七分・杉浦史典さん:
ご旅行の方ですか?
鈴木瑠梨アナウンサー:
はい! 旅する気満々で来ました。こちらで世界旅行気分が味わえるとうかがったんですが…

学と芸 七分・杉浦史典さん:
はい! 旅行代金500円とお客さまの「想像力」によって、どこの国にも旅することができます
チケットを受け取り、添乗員・杉浦さんとともに旅行に出発!

学と芸 七分・杉浦史典さん:
これが南極のお土産で、砕氷艦しらせのTシャツです

まず目にしたのは、「しらせ」に乗って、実際に南極観測に参加した人から寄せられた貴重な品々だ。
学と芸 七分・杉浦史典さん:
これがちょっと珍しいんですけど、海底5,000メートルの水圧で筒が変形して五角形になったっていう、お土産の定番らしいんですけど

一見、何の変哲もない銀色のカップだが、愛媛から遠く離れた遥かかなた、南極大陸の自然の神秘を感じることができる。
そして、南極から一気に移動すること何と1万3,000km。続いての国は…
学と芸 七分・杉浦史典さん:
メキシコなんですけど、「ルチャリブレ」というプロレスで、覆面レスラーが多いんですけど、子ども用の覆面ですね

メキシコ人の方は週末に、日本でいったら、お父さんが「草野球に行く!」みたいな感じで、「ちょっとプロレス行ってくる!」みたいな感じでプロレスを
異国情緒あふれる25カ国のお土産が集合
「おみやげ世界旅行」は、海外に住んだ経験がある人や、旅行が好きな人から寄せられた各国の珍しいお土産を見たり、エピソードを知ったりすることで旅行気分を味わってもらおうと開かれた。
寄せられたのは、約25カ国のお土産250点ほど。デザインや色彩など心引かれるものばかりだ。

今回、お土産を出品した越智政尚さん。越智さんのお土産は、キノコのような形をした不思議な石のオブジェ。
お土産を出品した越智政尚さん:
「マッシュルームストーン」といって、イギリスに僕が夫婦で旅行した時に、何か記念になるものないかなと思って買い求めたのが、これなんですけど

お土産を出品した越智政尚さん:
要はこれですね、昔、高床式倉庫みたいな時代があって、そこで穀物とかが置いてあって、その土台になってたものなんですね。いわゆる「ネズミ返し」になっていて、家と食物を守ってくれる象徴として、今でも(実物は街中に)残されています。皆さん、見たことないだろうなと思って

デザインや形に異国情緒を感じるのはもちろん、現地でのエピソードを知ることで、その国の歴史や文化に思いをはせることができる。
学と芸 七分・杉浦史典さん:
自分が行ったところでない、他の方が見聞きしたエピソードを通してお土産を見ることで、あたかも自分もその旅に紛れ込んだような「疑似体験」ができるような、そういうちょっと不思議な感覚に今だからこそなれるのかなと

きっと、いつか旅に行くことができるようになると思うので、今度はここに行ってみたいなとかいう気分になってもらえたらいいなと思います
皆さんも想像力と妄想力を駆使して、愛媛で海外旅行はいかが?
(テレビ愛媛)