10年前の記憶を一瞬にして呼び覚ました深夜の大地震。
2月13日午後11時8分ごろ、福島県・宮城県に最大震度6強をもたらした揺れの全貌が、明らかになってきた。
最大震度6強の地震時の様子は?
動画撮影者:
やばくない?やばいやばいやばい!
福島・郡山市で撮られた映像では、揺れと共に、棚から次々と物が落ちていっている。
宮城・名取市では、室内のウォーターサーバーが激しく揺れていた。
福島・富岡町で生配信されていた映像では、多くの猫たちが室内でくつろいでいたが、次の瞬間。猫たちが揺れに慌てふためき室内は騒然。
一方、震源から離れた東京都心も、案内標識がたわむほどの強い揺れに見舞われた。
さらに・・・
動画撮影者:
揺れてる揺れてる。めっちゃ揺れてる。街灯すごい。やばくない?
首都高を走行中前方に見える街灯が揺れ、ついていた明かりが消えた。
東日本だけでなく、北海道・中国地方にかけての広い範囲で揺れを観測した、今回の地震。
今回の地震によるけが人は、これまでに福島県83人、宮城県52人など、全国で154人が確認されている。
今後1週間、震度6強の地震に注意
政府の地震調査委員会は、“東日本大震災の余震”との見方を示し、今後の警戒を呼びかけている。
地震調査委員会 鎌田俊彦さん:
揺れの強かった地域では(地震発生から)1週間程度最大震度6強程度の地震に注意が必要。
地震調査委員会はまた、「今後10年間は東日本大震災の余震が続く」との見解も発表。
さらに・・・
地震調査委員会 平田直委員長:
今回はマグニチュード7.3・深さが55キロメートルでギリギリだった。もう少し浅くて規模が大きければ津波が大きくなっていた。
今回は10~20センチほどの津波にとどまったものの、震源の位置によっては津波を伴う恐れがあるとして、注意を呼びかけた。
さらに週明けの15日午後1時半ごろ、和歌山県で震度4の地震が発生。
SNS上では震源地の「和歌山県北部」がすぐさま検索ワードの1位になるなど、地震への警戒感は全国的に高まっている。
(「イット!」2月15日放送分より)