自由気ままな子どもたちに、いつも親はハラハラドキドキ、時にもやもや。
「笑った!困った!」…でもウチの子はどうしてこんなことするんだろう。その行動の裏には、知られざる“子どものココロ”が隠されているはず。

今回、元気なココロちゃんとマナブくんきょうだいの育児に追われる小木(こぎ)さん一家に寄せられたのは、こんなエピソード。

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「どうして空は青いの?」「なんで雲は白いの?」いろんなものに興味津々なのはいいけれど、毎日「どうして?」のくり返しにヘトヘト、ちょっと答えにくい難しい質問も……「自分で調べてー!」と言いたくなっちゃう子どもたちの“質問攻め”、どう答えるのがいいの?


子どもたちの成長は嬉しいけれど、「ママもわかんないなあ」とはぐらかしたくなるような鋭い質問や、繰り返しの質問に思わず「はい、これで調べてね!」とスマホを渡してしまいたくなるパパママもいるのでは。

育児に役立つ“子育て心理学”を発信している公認心理師・佐藤めぐみさんに、子どもたちの“質問攻め”についてお話を聞いた。


――子どもたちはどうして“質問攻め”しちゃうの?

物事に疑問を持つのは、認知機能が発達しているからであり、それにともない、様々な事象に興味、関心を持つようになり、それがさらなる成長につながっていくと考えられます。

その後どれくらい続くかは個人差があり、物事への探求心が強いお子さんは、この時期だけに留まらず、幼稚園、小学校と進んでも、「どうしてなのか」という問いを繰り返していきます。
言葉の発達とともに、3歳前後でよく見られます。


――答えにくい、難しい質問にはどう対応するべき?

たしかに、子どもからの「どうして?」は、奇問難問も多いですよね。ただ、絶対的な正解を答えないといけないのかと言えば、そんなことはないと思います。正解が1つではない質問もたくさんありますので。

「どうして?」「なぜ○○なの?」と子どもに聞かれると、大人はその根拠や理由を明らかにすべきと思ってしまうことが多いのですが、実際に子どもが知りたいのは、その目的や用途だったりします。

たとえば、「どうしてワンワンはワンワンってなくの?」と聞かれたとき。「いやぁ、犬がなぜワンワンとなくのか…? たしかになぜニャーニャーでなくワンワンなのか、声帯の形か、んーー」とまじめに考えすぎてしまうと頭がこんがらがってしまいますが、犬がどういう目的でないているのかだとすんなり説明できたりします。「きっとほかのワンワンを呼んでいるんだよ」「遊ぼう、遊ぼうって言っているみたい」のように。

あとは「どうして空は青いの?」のような科学的な質問には、「じゃあ調べてみようか」と本やネットで一緒に探すのはとてもいい対応だと思います。

また、「○○ちゃんはどう思う?」と質問返しをするのもいいですね。日本の教育は、海外の教育と比べると、とても受動的で、先生が生徒に正しいことを教えるというやり方に慣れています。そのため、自分で考え、発案するという機会が少ない傾向があるので、小さいころから、まずは自分で考える練習を設けるのはとてもいい働きかけです。そのとき、子どもが言ってくれた答えにはその子の世界観が出ているので、親にとっても新しい発見になると思いますよ。「なるほど~」「するどいね~」と関心を持って聞いてあげてください。

子どもたちの“質問攻め”は、言葉が発達するのに伴っていろいろなものへの関心が膨らむ時期に現れるもの。
また、できるだけ正しい答えを教えないと…と困ってしまう場面もあるだろうが、子どもたちが聞きたがっている答えは実は違うところにあることも。そんな時は子どもたちに「どう思う?」と“質問返し”してみても、納得のいく答えが見つかるかもしれない。

スマホも上手に取り入れて!

そしてもうひとつ気になるのが、スマホやパソコンなどの文明の利器!
検索すればすぐに答えは見つかるかも知れないけれど、子どもたちにスマホを渡して「これで調べてみようか」と提案するのはいいの?


――スマホなどを使って「自分で調べてみてね」はOK?

自分で文字での検索ができる子には適した方法だと思います。今の時代、昔ながらの勉強法(暗記など)よりも、自分で考える力や意見を持つ力などが重視されつつあり、その中でも「調べる力」はとても大事になってきています。

タブレットやスマホはゲームや動画だけでなく、検索するのに役立つ道具ですので、上手に取り入れていきたいですね。ネットの中には信頼できる情報とそうでない情報が混在していますが、キッズ用の検索サイトもありますので、それをスマホのアプリやお気に入りに入れておいたりするのもいいのではと思います。まだ文字を入力できない小さなお子さんには、親子で一緒に調べて説明してあげるのがおすすめです。

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・「もういらない」と言ったから代わりに食べたおやつ。「やっぱり食べる!」と言われて大慌て…同じものを用意しても「さっきのがいい!」と泣かれて大苦戦!
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などなど「育児あるある」に隠された子どもたちの気持ちを探ってみませんか?
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※改めて取材をさせて頂く場合もございます。

今回のまちがいさがしの答えはこちら

(解説:佐藤めぐみ/公認心理師)
英・レスター大学大学院修士号取得・オランダ心理学会認定心理士。欧米で学んだ心理学を日本の育児で取り入れやすい形にしたポジ育メソッドを考案。アメブロの「ちょっと子育て心理学」(http://ameblo.jp/la-camomille/)にて発信中。

(漫画:さいとうひさし)