11月3日まで開かれた春の高校バレー岩手県大会は、男子は一関修紅、女子は盛岡誠桜の優勝で幕を閉じました。
選手には一人一人にそれぞれのドラマがあります。
きょうだいで支え合いながら大会に臨んだ、一人の選手に注目しました。
春の高校バレー県大会は3日、決勝戦が行われ、男子は一関修紅が3連覇、女子は盛岡誠桜の6連覇で幕を下ろしました。
連日展開された熱戦の裏には、さまざまなドラマがあります。
女子の強豪校・高田の3年生畠山心歌選手、大会では、試合の流れを変えるリリーフサーバーとして、コートに立ちました。
高田3年 畠山心歌選手
「高田の粘り強いつなぐバレーを見て魅力を感じたので、自分もこの高校でやりたいと思って来た」
バレーに打ち込むため、15歳で田野畑村の親元を離れ、陸前高田市のアパートで1人暮らしをしてきた心歌さん。
2026年からは2歳下の弟・泰成さんが高田高校の野球部に入り、2人で生活しています。
高田3年 畠山心歌選手
「自分と同じで(弟は)高田に1人で来たので心配な面もあったけど、今は楽しそうにやっているので安心している」
弟の泰成さんは、姉の最後の大会を見届けようと応援に駆け付けました。
心歌さんは、バレーの練習でどれだけ疲れていても毎日、泰成さんのために弁当を手作りし、必ず野菜を入れてくれる優しいお姉さんです。
高田1年 弟・泰成さん
「大好きです。出場する機会は少ないと思うけど元気にプレーしてくれればいい」
高田は準決勝で女王・盛岡誠桜と対戦、激戦となったこの大一番で、心歌さんに出場の機会が訪れました。
準決勝では2度コートに立ち、気合を込めたサーブを相手に打ち込んだ心歌さん、試合には敗れましたが、合わせて1分半ほどの出場時間に、3年間の全てを注ぎました。
弟・泰成さん
「サーブがとても良かったし、全部コート内に入っていて良かった」
高田3年 畠山心歌さん
「応援を全力でやってくれてうれしい。自分の部活は終わってしまったけど弟には、これから頑張ってほしいので、お弁当をつくってあげたい」
高校最後の大会を戦い抜いた心歌さん、これからは全国大会出場の夢を弟に託し、愛情のこもった弁当で応援し続けます。
