11月から外国人旅行者向けの免税制度が大きく変わり、福岡県内の免税店や空港でも対応が進んでいます。
食品や日用品、化粧品など、幅広い商品を取り揃えるディスカウント店「ドン・キホーテ」。
外国人旅行者が免税で買い物できる店舗ですが4日、韓国から訪れた観光客にレシートを見せてもらうと、消費税込みの金額を支払っていました。
◆韓国からの観光客
「システムが変わって初めての日本旅行ですが(手続きが)複雑になったから大変」
1日に消費税の免税制度が変わり、全国の免税店で新たに「リファンド方式」が導入されました。
◆赤木アナウンサー
「レジではスタッフが新しい免税制度の説明を行っています」
これまでは会計の際に店員が免税手続きを行い、買い物客は消費税を差し引いた金額を支払っていました。
いっぽう、新たなリファンド方式では…。
◆ドン・キホーテの担当者
「店舗でまず消費税込みの支払いをしていただき、帰国時に税関で商品を国外へ持ち出すことが確認されると免税が成立して、その後に消費税の相当額が返金されます」
制度変更の背景にあるのが免税制度の不正利用です。
これまでは、免税で購入した商品を国内で転売するなど、制度を悪用するケースが問題となっていました。
新たな仕組みでは商品を国外に持ち出すことを確認してから返金することで、こうした不正を防ぐ狙いがあります。
制度の変更を外国人観光客は、どう受け止めているのでしょうか。
◆韓国人旅行客
「先に税込み価格で支払うことは問題ありませんが、手続き後にきちんと返金されるのかが不安です」
では、空港ではどのような手続きが行われるのでしょうか。
福岡空港の国際線ターミナルに新たに設置された12台の機械。
免税手続きに使うキオスク端末です。
免税店で買い物をした人がパスポートをかざすと瞬時に免税の可否が判定されます。
免税が成立した場合、消費税分の金額はのちに口座振り込みなどで返金されます。
4日朝も多くの外国人旅行者が手続きをしていました。
◆台湾の人
「すごく難しいかなと思って、きょうは早く(空港に)着いて、実際は簡単だったんですけど」
◆フィリピン人
「前は最初から免税されていたのでもっと簡単だったけど、手続きはスムーズでしたし他の国とも同じやり方なので(大丈夫)」
4日朝は取材した人全員が免税成立を示す「グリーン」の判定となりましたが、中にはこんな人も…。
◆記者リポート
「グリーンの判定となった人なのですが、係員に何か説明を求めています」
実は、免税が成立してもそれだけでは返金されません。
返金を受けるには旅行者自身がウェブサイトなどで返金方法を登録する必要があります。
登録は日本で行う必要があるため、その場で手続きを始める人の姿も見られました。
◆韓国人
「難しい、難しい」
◆門司税関 福岡空港税関支署 安則純さん
「免税されるものを購入する際にはどういう手続きが必要かを、旅行者自身でも免税店などによく確認をしていただくようにお願いしたいと思います」
税関では旅行者がスムーズに免税手続きを進められるよう、制度の周知を図っていきたいとしています。
