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「奈良ならどこにでもある?」奈良の“巨大な十三重の塔”で子どもが遊ぶ昭和30年の写真の場所を兵動さんが調査!実は“重要文化財” 廃寺の危機をコスモスが救った花寺だった【兵動大樹今昔さんぽ】|FNNプライムオンライン

「奈良ならどこにでもある?」奈良の“巨大な十三重の塔”で子どもが遊ぶ昭和30年の写真の場所を兵動さんが調査!実は“重要文化財” 廃寺の危機をコスモスが救った花寺だった【兵動大樹今昔さんぽ】

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一枚の写真から街を再発見する「兵動大樹の今昔さんぽ」。
今回は、奈良市の観光スポット・猿沢池からスタートです。

兵動さんに渡されたのは、昭和30年(1955年)に奈良市で撮影された1枚の古い写真です。

【兵動大樹さん】「これもまた味わいのある…。何の塔やろね?」

写真には仏像のようなものが彫られた石の塔が写り、そこに子供が3人乗って遊んでいます。

【兵動大樹さん】「奈良には寺が色々ありますけど、そういうところの写真だろうね」
【スタッフ】「奈良にお寺は約1800あります」
【兵動大樹さん】「え、奈良にお寺は約1800もあるの!?」

写真の場所は見つかるのでしょうか?

いきなりスケールの大きなヒントに、兵動さんも思わずのけぞります。

■十三重の塔はどこにでもある!?

早速聞き込み開始!通りがかった奈良出身の女性に写真を見てもらうと、池の対岸にある塔を見つけ、「あれじゃないですか?」と指差しました。

確かに、写真の塔にかなり似ていますが…写真は「十三重の塔」のようで、段数が違いました。

【兵動大樹さん】「もう終わるんかなと思った!こういうのは見たことない?」
【女性】「見たことはあるような気がするけど、どこにでもあるような…」
【兵動大樹さん】「どこにでもあるとなると、だいぶと危ないぞ、これは」

■写真クラブの男性から大ヒント?

続いて声をかけたのは、写真を撮りに来ていた地元の写真クラブの皆さん。すると男性から有力な情報が飛び出しました。

【写真クラブの男性】「般若寺とちゃうの?」

女性によると般若寺はコスモスの時期に訪れる人も多いそうで、東大寺や興福寺、薬師寺と同じように有名なお寺なのだとか。

ただ、男性は「うっすら」と記憶している程度で、「多分ですよ」と念押しします。

それでも兵動さんは「いやいや、もう十分です」と大喜び。般若寺に向かってみます。

ただ、十三重の塔は奈良にはたくさんあるそうで、まだまだ道のりは長そうです。

■起業家の夢を応援「夢CUBE」

近鉄奈良駅からほど近い「もちいどのセンター街」へやってきた兵動さん。

般若寺へ向かう前に気になって立ち寄ったのが、「もちいどの夢CUBE」です。
お店を出したいという起業家が実店舗を持つためのチャレンジショップとして、区画ごとのスペースが設けられています。

■師匠に弟子入りして技術を学ぶ「あめ細工」

そのひとつがあめ細工の専門店「あめのとり」。
お店の山本芳樹さんによると、あめ細工には学校がなく、いまも師匠に弟子入りする世界なのだそうです。

実際にあめ細工の様子を見せてもらうと、まーるい飴から、みるみるうちにシカが形づくられていきます。

【兵動大樹さん】「もうシカやんか!すごい!」

チャレンジショップの期間は3年間と決まっており、終了すると卒業生と呼ばれます。
かき氷で有名な「ほうせき箱」などが商店街に出店していて、「夢CUBE」第2弾の施設も来年オープンする予定で、起業家の応募も続々集まっているそうです。

■明るく生まれ変わった“奈良監獄ミュージアム”

以前「今昔さんぽ」でもお邪魔した「旧奈良監獄」が般若寺のすぐそばにあるということで、見学させてもらうことに。

明治41年、文明国であることを諸外国へ示すために建てられた旧奈良監獄は、近代的な建築物として重要文化財に指定されています。

2017年に奈良少年刑務所の役割を終え、ことし「奈良監獄ミュージアム by星野リゾート」として生まれ変わりました。

放射状に広がる5つの舎房のうち、1つは保存棟として残し、ほかの4つを開放的でラグジュアリーなホテルの客室として再生したのです。

そして、奈良監獄ミュージアムのスタッフにも写真を見てもらうと「般若寺さんに、こういう形のものございますね」との答えが。

【兵動大樹さん】「般若寺さんじゃなかったら、オレもここで泊まります。一泊してまた探します」

■ついに般若寺へ!

そしてついに般若寺へ!
住職の工藤顕任さんに写真を見ていただくと、「うちの石塔」と即答です!

飛鳥時代の735年に創建された般若寺は、平城京の鬼門を守る重要な役割を担っていました。6月にはあじさいが咲き、この季節は境内いっぱいのコスモスを目当てに、たくさんの参詣者が足を運びます。

かつては廃寺に近いお寺で、先代の住職が境内に咲いていたコスモスに心和み、多くの人に見てもらおうと増やしていったのが始まりだそうです。

石塔は鎌倉時代に寺を復興の際に建てられたもので、旧国宝の重要文化財。

塔はお釈迦様のお骨を収める場所で、塔を建てて、境内を復興したのだそうです。

■廃寺の危機から花寺へ

撮影場所は、屋根の高さを手がかりに西側から東向きと判明しました。

1955年に撮影された般若寺の石塔は、かつて静かなお寺の中で子どもたちの遊び場にもなっていました。

今では、先代住職が育てたコスモスで有名な花寺として、多くの人が訪れる場所に生まれ変わっています。

ちょうど見頃を迎える時期のコスモスと、鎌倉時代から歴史を見守る石塔。
奈良を訪れた際は、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

(関西テレビ「newsランナー 兵動大樹の今昔さんぽ」2026年10月23日放送)

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