空から食事を届ける挑戦です。
物流の課題が深刻化する山間地などでドローンを使って「介護食」を運ぶ新しいサービスの実証実験が、10月28日に松江市で行われました。
梱包された荷物をつり下げ、空高く飛んでいくドローン。
向かったのは出発地点から約2キロ離れた松江市内の介護施設です。
箱の中には…。
スタッフ:
荷崩れしないかを見ている。
器に盛られたたくさんの料理、重さは30キロほど。
配送による揺れで盛り付けがくずれていないかなどを確認していきます。
この実証実験は、松江市で高齢者施設向けの「介護食」を調理・販売している企業「モルツウェル」と松江市が官民共同で行いました。
ねらいは配送の担い手不足が進む中、特に山間地にある施設などに食事を安定して届け続ける新たな仕組みづくりで、そのためにドローンの活用をめざしています。
28日は遠距離配送の実験として約12キロ離れた島根町の介護施設にも食事を配送しました。
加えて、運んだ荷物を施設だけでなく住民一人一人の自宅にまで届けるため、地元の人に荷物を受け渡す、いわゆるラストワンマイル輸送の確認も行われました。
モルツウェル・野津積社長:
地域で住み続けられることを実現するには、物流のあり方はめちゃめちゃ重要。
物が届かない時代を解決できる糸口にはなると思う。
こうした食事の輸送実験は3回目だということで、モルツウェルでは検証や調査をさらに重ねた上で、2028年には本格的な配送サービスを開始したいとしています。
