28日の福岡県内は各地で今シーズン一番の冷え込みとなりました。
寒くなると食べたくなる「おでん」ですが、いま具材の値上がりに店も頭を悩ませています。
28日朝の福岡県内は内陸部を中心に気温が下がり、稲刈りを終えた柳川市の田んぼでは朝日に輝く夜露が見られました。
各地の最低気温は添田町で7.9度、大牟田市で8.2度など、ほとんどの観測地点で今シーズン最低を記録しました。
◆通勤する男性
「きょうは上着を忘れちゃって。急に寒くなりましたよね」
◆通勤する女性
「きのうよりかなり寒いですね。もう1枚上に着てくれば良かった」
日に日に寒さが増すこの時期に恋しくなるのが、あったかい「おでん」です。
◆旦過うどん 水上桂子さん
「ぴったりな季節になってきました。お持ち帰りや店中で食べるお客さま、テイクアウトとか、すごく増えてきました」
北九州市の旦過市場にある老舗のうどん店です。
40年以上前から店先の大鍋で煮込むスタイルを守ってきたおでんは、売り上げの6割を占める看板商品ですが、いま店を悩ませているのが相次ぐ材料費の値上がりです。
◆旦過うどん 水上桂子さん
「全体的に(具材の)値段が上がってきて、練りものも上がったし、卵も昔に比べたら倍ぐらいに上がっている。だしを取るカツオや昆布がすごく値段が上がりました」
具材に加えて、だしの材料まで値上がりしています。
中でも深刻なのが具材の半分を占める練り製品の仕入れ価格の上昇です。
◆旦過うどん 水上桂子さん
「練り物は、仕入れ値の”低価格チーム”だったんですよ。それがもう本当に上がってきたから」
練り製品の値上がりの背景にあるのが、原料となるスケトウダラのすり身の価格上昇です。
最大の輸入元であるアメリカで生産が減少する一方、ヨーロッパでは切り身での需要が増加してすり身の供給が減り、ここ数年は価格が上昇傾向にあります。
Q.値上げは考えている?
◆旦過うどん 水上桂子さん
「はい、そうなんです。来月ぐらいから、ちょっと値上げさせてもらう方向に考えてます。そんなに(大幅に)は上げられないですけどね」
もはや値上げが避けられないほど事態は深刻だということで、温かいおでんや鍋料理に欠かせない練り製品の値上がりが、消費者の懐をさらに冷やすことが懸念されています。
