新見市と広島県をまたがるJR芸備線の在り方を議論する再構築協議会についてです。バスによる代替輸送の実証事業の結果が10月27日に報告され、事業を恒久化した場合の経済効果がコストを上回ることが示されました。
協議の対象となっているのは、赤字が深刻な岡山県新見市の備中神代から広島県庄原市の備後庄原までのJR芸備線の約70キロです。27日の協議会では、2026年6月から9月まで実施された、鉄道に代わるバスによる代替輸送の実証事業の結果が報告されました。
結果を元にした試算ではバス事業を恒久化した場合のコストは初期費用を含み年間2億800万円で、経済効果は2億3500万円と、コストを上回るとしました。
一方で25年から実施していた鉄道の増便や誘客などの実証事業については、恒久化した場合のコストが8億4500万円となるのに対し、経済効果は4億1200万円と、コストの半分程度にとどまるとの試算が示されました。
(中国運輸局交通政策部 重見忠宏部長)
「再構築方針を来年(27年)3月末に作る予定で、それをする上で必要な材料はそろった。11月の時点で1つに絞るという方向性を示した上で、今後、各自治体の住民説明や議会というプロセスがある」
(岡山県県民生活部 下野間豊部長)
「客観的データが出てきたことは意味がある。単なる判断ではなく総合的判断につなげる」
協議会は11月下旬に、芸備線の存廃について方針を示す骨子案を提示する予定で、27年3月に結論を出すとしています。
