地震などの災害に備える島根県の総合防災訓練が出雲市で行なわれました。
災害が長期化した場合を想定し、生活環境を保ちながら避難所を運営する手順を確認しました。
この総合防災訓練は、県の地域防災計画に基づいて毎年、地域を変えて実施されています。
2026年の訓練は、松江市と出雲市を会場に2日間、島根半島で冬場、最大震度7の地震が発生したという想定で行なわれ、約220人が参加しました。
このうち10月23日は、出雲市で災害が長期化した場合の避難所の運営訓練が行なわれ、さまざまなニーズや配慮が必要な人への対応を具体的に想定して、その手順を確認しました。
視覚障害の避難者:
目が見えないので、例えば通り道の壁に沿って1メートルは確保していただけますか。
地震発生から5日目を想定、それまでは間仕切りがなく、床に雑魚寝だった避難所にテントを設営、避難者のさまざまな要望に応え、レイアウトを決めます。
また、授乳専用ルームといった女性に配慮したスペースを設けるなど、避難者が周囲を気にしなくて済むよう環境が整えられました。
また、ペットを連れた避難者も想定。
避難所の運営者:
この避難スペースをペットを連れている人のスペースとして使わせていただけないか。
子連れの避難者:
ペットよりもやっぱり自分たち人間を優先されるべきじゃないかと思いますけども。
運営担当者が調整し、専用スペースを確保しました。
このほかにも、コードを読み込むと非常口やトイレの位置をスマートフォンの音声で伝えてくれます。
避難所生活が長期化した場合、掲示物などにも配慮します。
視覚障害の避難者:
字が見えないので、こういうので音声で分かると、せめてトイレぐらいは自分で行きたい。
島根県・石原副知事:
災害の場面、避難されている住民の方々の状況などもいろんなパターンを考えながら訓練をしながら、課題を少しずつ改善していけるように取り組んでいく必要があると考えています。
県は今後、避難所の運営を担う市町村との訓練も実施し、災害への備えを高めたいとしています。
