【シニア女子】山下真瑚が6年ぶり優勝
シニア女子は、上位10名が西日本選手権へ出場を決めた。
2020年以来となった山下真瑚(23)が優勝。3年の全日本選手権では、ショートで坂本花織に次ぐ2位となるなど実力者だ。
オリンピックシーズンが幕を閉じ世代交代が行われる中、社会人1年目の年齢になる山下は、競技を続けるか悩んでいた時期があったという。
そんな中、6季ぶりとなるGPシリーズ2戦にアサインされ、「本当に辞めなくてよかった」と今シーズンは志を新たに挑む。
ショートは、新プログラムの『Bring Me to Life』。「私を生き返らせて」という意味をもつ曲名から、「止まっていた時間を再び動かす」というイメージで滑っているという。
「垂れ目なのでアイラインを上げたり、振付の佐藤紀子先生からもっとカッコよくというリクエストをもらいキラキラをつけました」
プログラムの世界観をより引き立たせるために、メイクにもこだわっているという。
そのショートでは高さのあるダイナミックな3回転ルッツ3回転トーループを含むすべてのジャンプをノーミスするも、スピンにミスが出てしまい2位発進となった。
そして迎えたフリー。冒頭の3回転ルッツのコンビネーションは、出来栄え点1.77を獲得するパーフェクトな出来で成功させるとその後も6つのジャンプを全て着氷。
新フリー『ボレロ』は、フィギュア界では名曲かつ難しいとされている高難度プログラム。
「曲が単調だから、見ていて飽きてしまうところがないように研究している。ラストのジャンプからステップ、コレオシークエンスと続く中で緩急をつけていて、コレオは“ガツガツ”を意識して滑っている」
考え尽くされたスケーティングで演技構成点は唯一の60点台をマーク。逆転優勝で、6年ぶりのブロック制覇となった。
次戦GPシリーズへ向けて、「大きな失敗も少なくなってきているジャンプ、そして滑りにも自信を持って、もっともっと上を目指していける練習をしていけば、いい演技ができるんじゃないか」と話すように、世界へ挑む山下の演技に注目が集まる。

