埼玉県八潮市の道路陥没事故で、死亡した男性の遺族が県に対し約1億2500万円の損害賠償を求め提訴していたことが分かりました。
2025年1月、八潮市の県道が陥没し、転落したトラックを運転していた74歳の男性が死亡した事故では県が設置した原因究明委員会が「硫化水素によって腐食した下水道管に起因すると考えられる」とする報告書を取りまとめ、「陥没は予測可能だったとは言えない」としながらも、「通常以上の意識を払って検討すれば、腐食・損傷のリスクの高まりを推測できた」と指摘しています。
こうした中、男性の遺族が埼玉県に対して約1億2500万円の損害賠償を求めてさいたま地裁に提訴していたことが分かりました。
訴状によりますと、遺族側は「下水道施設として通常有すべき安全性を欠いていた」として、下水道管を管理する県に瑕疵があったと主張しました。
また、救出活動が難航して長期にわたったことで、「精神的不安及び心理的苦痛は甚大」と訴えました。
提訴を受け大野知事は「訴状の内容を精査していて、今後とも適切に対応していく」とコメントしています。
