大分県由布市湯布院町で、次のまちづくりを担う世代の人たちが古里に向き合い、芸術交円という新たな取り組みを始めています。
取材しました。
◆TOS埜中悠夏記者
「連日多くの観光客で賑わってる湯布院。今湯布院を愛する人たちが集まった催しが開かれている」
国内有数の観光地である湯布院。訪れる観光客は年間400万人以上で外国人観光客にも人気です。そうした観光地のにぎわいとは異なりどこか懐かしい雰囲気の古民家が町内にあります。
「ある風景」と名付けられたこの場所は戦後に建てられた牛舎兼住居をカフェギャラリーに改装しました。
◆ある風景 高田淳平さん
「湯布院はやはり観光が際立っていて、観光客が行くような店がすごくたくさんあるが地元の人が外の人とつながるような場所が近年無くなってきている。無いなら作ろうと思ったのがきっかけ」
こう話すのはカフェギャラリーのオーナーで湯布院で生まれ育った高田淳平さんです。
高田さんが2023年に仲間たちと立ち上げたのが芸術交円というイベント。アート・音楽・食・建築・環境問題をテーマにしていて、秋から冬にかけて、湯布院にある10の施設が独自のイベントを開催します。
そこには古里・湯布院を想うあるこだわりが。
◆芸術交円 高田淳平実行委員長
「(湯布院の)外から人が入ってくるのはとてもうれしいこと。ただ、外から入ってくる人たちと繋がるということがもっと大事と思っていて。湯布院は泊まるだけの場所じゃない。 我々が表現するものを見て欲しい」
金鱗湖のほとりにある「CAFE LA RUCHE」、ここも芸術交円の舞台の1つです。
焼きたてのパンが人気のカフェで25年以上営業を続けています。
2階にはギャラリースペースがあり漫画家でアーティストのしりあがり寿さんの個展が開催中です。
◆CAFE LA RUCHE三ヶ尻亜矢さん
「金鱗湖が目の前に見えているので四季を感じながら、ロケーシ ョンもすごく変わるのでそれを楽しみつつ。ゆっくり静かにアートを楽しん でもらえるのではないか」
こちらは自然の中に佇む「artegio」です。音楽をテーマにした現代アートを展示しています。
芸術交円の一環でいまは自然と現代音楽をテーマにした山野辺義雄さんと英明さん親子の銅の版画や絵などが展示されています。
◆artegio 宮川真一さん
「静かさはここの魅力。今回の作品たちは静けさをどこかテーマにしているようなところがある。特別な時間、心地よい時間になってくれたらいい」◆提供写真2枚
2026年の芸術交円の期間は2027年2月までで音楽ライブや蚤の市なども開催する予定で地元の人と観光客が交流する場を増やしていきたいと話しています。
◆芸術交円 高田淳平実行委員長
「僕が生まれ育った町だし自分たちが豊かに暮らしていきたい町を作る。湯布院だったらこういう暮らし方というか過ごし方がいいよね というそういうところに共感してもらえるとうれしい」
