芸術・文化の分野で優れた功績をあげた人たちに贈られる第37回高松宮殿下記念世界文化賞。
絵画部門で受賞するジェニー・ホルツァーさんの横顔を紹介します。
アメリカ出身のホルツァーさんは、「言葉」そのものをアートとして伝え続けています。
電光掲示板やLEDなどを使い、テキストを巨大な光の文字にして投影することで、まさに時代を照らすメッセージを送り続けてきました。
1970年代、自身の言葉を用いた作品を街角に貼る、ゲリラ的な活動を始めたホルツァーさん。
その後、他の人たちの言葉を引用することで、作品の世界を広げることができたと語ります。
ジェニー・ホルツァーさん:
自分で書くことをやめ、詩人や政治家など多くの人の言葉を使うようになり、自分では生み出せない多くのものを提供できるようになりました。
言葉をアートに変え、伝え続けてきたホルツァーさんにとって真の芸術とは、「最も優れた芸術は生きていく理由を与えてくれます。思いやりを持ち、よく考え、誰かの力になれる人に導いてくれるでしょう」と話します。
2024年、アメリカのタイム誌で「世界で最も影響力のある100人」に選ばれたホルツァーさん。
これからも権力や社会問題に真っ向から切り込むメッセージを送り続けます。
