前衛芸術家の草間彌生さんが亡くなりました。97歳でした。
草間彌生さん(2017年10月):
朝から晩まで長い年月を絵のために死に物狂いで戦って、世界のナンバーワンになりました。
水玉模様をモチーフにした作品やカボチャのオブジェなど、独自の表現が世界中で愛されている草間彌生さん。
8月14日、多臓器不全のため亡くなったことが分かりました。
草間さんは、子供のころ体験した幻視・幻覚をもとに水玉や網目をモチーフとする絵を描き始めたといいます。
作品は“現代アートの島”として知られる香川・直島などに設置され、観光名所として人気のスポットにもなっています。
2006年には芸術・文化の分野で優れた功績を挙げた人たちに贈られる高松宮殿下記念世界文化賞を日本人女性として初めて受賞。
2016年には文化勲章も受章しています。
草間彌生さん(2006年10月):
10歳の頃から描いて描いて描きまくってきたんですけど、今この賞、感激の心を持って見つめて、みなさんのお力添えと思いやりを考えると、一層自分は100歳以上生きてみなさんに私の思いの丈を伝えたいと思っております。
自身もアートを手掛ける香取慎吾さん(49)は、「草間さんのアトリエで対談をさせていただいた時、草間さんはお話をしながらも、ずっと絵を描き続けていらっしゃいました。どれだけ描き続けても、時間が足りないんだと。限られた時間の中で、描き続けることの大切さを教えていただきました」と追悼のコメントを発表しました。
関係者によりますと、草間さんは亡くなる直前まで筆を手放すことなく、病室でも絵画の制作に励んでいたといいます。
草間彌生さん(2016年10月):
私の誠心誠意、芸術に心をこめているこの姿を見ていただければ、私はこれに勝る喜びはありません。みなさん、今後とも草間彌生の生きざまを見ていただいて、私の死んだあとまでも多くの人々が私の芸術を興味を持っていただくということに私は全てをかけております。
