長野県伊那市で、道路側溝の金属製のふた・グレーチングの盗難が相次ぎ、市が警察に被害届の提出や相談をしています。また、駒ケ根市でも同様の手口で88枚の被害があったことが新たにわかりました。
(記者リポート)
「伊那市の道路です。2つのバリケードが置かれていて、その下にあったはずのグレーチングがなくなっています」
伊那市内で相次いでいるのは、道路の側溝を覆う、金属製のふた・グレーチングの盗難です。
市によりますと、2026年6月、伊那市西箕輪の林道で、「グレーチングがなくなっている」との通報があり、最初の被害を確認したということです。
その後も地域住民などから被害の通報が寄せられ、西箕輪の林道で5枚、富県の林道と市道で6枚、東春近の市道で20枚の合わせて31枚のグレーチングがなくなっていることが分かりました。
いずれも山間部や田園地帯で人通りの少ない地域だということです。
また、被害の発覚を遅らせるためなのか、いずれの場所も側溝の両端のグレーチングだけが持ち去られているということです。
現場近くで働く人:
「盗んで多少なりお金にしたいんだろうけど、とんでもない話だよね。全部持っていっちゃうと通れなくなるという多少なり良心があるのか」
伊那市では、被害現場のパトロールを強化するとともに、警察に相談をしたり、被害届を出しているということです。
伊那市建設部管理課・三沢厚課長:
「怒りももちろんありますけど、(住民が)グレーチングがあると思って通っている可能性がある。落ちてしまったり、脱輪してしまったりもあるので。住民のけがなどにつながるかもしれないので、やめてほしい」
似た手口の被害は駒ケ根市でもー。
(記者リポート)
「こちらの道路でもグレーチングがなくなっていて、道路中央には残されているが、側溝の左右両端のグレーチングがなくなっています」
駒ケ根市によりますと、東伊那や中沢の市道や林道の10路線で合わせて88枚のグレーチングが盗難の被害にあったということです。
いずれも伊那市の被害と同じく山間部の人通りの少ない地域で、両端のグレーチングだけが持ち去られているということです。
被害を通報した男性によりますと、9月上旬に通りかかった際に、グレーチングがないことに気付いたということです。
通報した男性:
「林道から脇道に入るグレーチングがなくなっていて、行政や警察に連絡をしたところ、方々見ましたら端から被害に遭っていた。無責任すぎて言葉になりません」
駒ケ根市は、10月15日、警察に被害届を出し、受理されたということです。
