簗農水大臣の辞任から一夜明け、後任に武部新衆議院議員の起用が明らかになりました。
このニュースについて、フジテレビ政治部・木村祐太官邸キャップとお伝えします。
―― 簗農水大臣の辞任を受けた最新の情勢、そして国会審議への影響はどうなっていますか?
総理周辺に話を聞いたところ、「ギリギリの情勢だった。辞任が来週になれば支持率に影響が出ていただろう」と話していました。
高市総理としてはこれで区切りとしたい考えですが、国会での攻防は続いています。
野党側は、16日の参院の予算委員会を来週にずらすよう要求しました。
しかし与党は、来週に最重要の消費税減税法案の審議入りを控えていて、なんとしても日程を先送りにできない事情があります。
結果、野党の質疑を3時間ほど上乗せすることで、なんとか16日の開催で合意したんですが、野党側は高市総理の任命責任を徹底追及する見通しです。
特に簗氏のシャトルバス問題は公職選挙法違反の可能性があり、ある閣僚経験者は「議員辞職までいってもおかしくない」と話し、野党側も「大臣を辞めたからといって済む話じゃない」としています。
―― 高市総理は簗大臣の後任に武部氏を起用しましたが、この点はどう受け止められていますか?
自民党議員を取材すると「就任早々、試練だ」と話しています。
これには、農政のエキスパートならではの事情があります。
ポイントは「じゃがいも」です。
現在、政府はアメリカが強く求めるじゃがいもの輸入解禁に向けた手続きを進めています。
一方、国内の農家は、新たな病害虫の懸念があるとして強く反発してます。
武部氏の選挙区は北海道で、国内有数のじゃがいもの産地、さらに農業を所管する閣僚になることで、アメリカと農家の「板挟み」になることが懸念されています。
中堅議員の1人は「どう落としどころを探るかが問われる」と話していました。
一方、武部氏は、高市総理との面会後の取材で、メモも持たずに全ての質問によどみなく答えていました。
政府与党内では「適任だ」「簗ショックの分を挽回してほしい」と期待は高く、手腕に注目が集まります。
