車のフロントガラスをたたきつける、無数のひょう。
南米チリの首都サンティアゴで13日、ひょう交じりの雷雨が街を襲い洪水が発生。
川のようになった通りには白い塊がいくつも漂い、歩道にも足跡が残るほどひょうが降り積もりました。
先週には、大雨による土石流も発生したサンティアゴ。
防犯カメラには車が濁流にのまれる様子が映っていました。
その中には、トラックとともに流される人の姿も。
車体が木に引っかかったことで難を逃れました。
一方、サンティアゴから50kmほど離れたスキー場には多くの人の姿が。
南半球の春を迎えたチリでは、この時期としては異例の大雪が降り、スキー場の営業を1カ月延長しました。
観光客:
せっかくなので楽しみたいですね。気候変動の影響でこういう現象はまた起きるかもしれないし、もう二度と起きないかもしれませんから。
現地の専門家は、エルニーニョ現象が強まったことが豪雨などをもたらした要因だと指摘しています。
こうした異常気象は遠く離れた中東トルコでも。
最大都市イスタンブールでは、強風で開いた扉がショーケースに激突。
粉々に割れてしまいました。
イスタンブールでは14日、大気の状態が不安定となり、豪雨による冠水が至る所で発生。
道路を走る車は大きく歩道に水を跳ね上げながら走っていきました。
ライトが辛うじて見えるほどまで車が茶色く濁った水に漬かってしまった場所もありました。
水は、走行する車の中にも。
バスの乗客が座席の上に立って迫る水から避難していました。
さらに、水の勢いにさらわれ流されてきた女性。
幸い、駆け付けた人たちによって助け出されました。
道路が冠水した街では、立ち往生してしまった人をロープで救助する様子も。
こうした状況を受け、現地当局は市民に対し、15日は不要不急の外出を控えるよう呼びかけ、全ての学校を休校にすると発表しています。
一方、日本国内では、早朝の北海道・石北峠。
10月下旬並みの強い寒気が流れ込み雪が降りました。
季節は変わりつつありますが、日本のはるか南の海上では台風30号が発生。
時速20kmと自転車並みの速度で西寄りに進み、20日には非常に強い勢力となり、週の後半に列島に影響を及ぼす恐れがあります。
世界各国の気象機関が計算したシミュレーションでは、まだ細かい進路は定まっていないものの、列島に接近・直撃するコースも予想されます。
「イット!」が15日に向かったのは、9月の台風25号による豪雨で町全体が浸水した千葉・酒々井町の開運団地。
台風が過ぎ去った後も一部で冠水が続いていましたが、約3週間が経過し冠水は解消。
道路の洗浄・消毒作業が行われていました。
酒々井町によりますと、14日の朝になってようやく街から完全に水が引いたといいます。
浸水被害を受けた開運団地の保科勇太さんは「2メートル近く水位があったときは別世界だったので不安しかなかったんですけど、ようやく希望の光が見えたかなって」と話しました。
以前取材した際、リビングの床下に迫っていた水も4日前についに引き始め、においもなくなったといいます。
また、排水制限で利用を控えていたという水も使えるように。
保科さんは「(Q.水が使えて生活が良くなったところ)やっぱりお風呂に入れるのと洗濯・炊事ができるところですね。(体を)洗えるというのが、すごく幸せなのだなと思いました」と話しました。
いつもの日常を取り戻しつつありますが、再び迫る台風30号に「今のところ、まだまだ下の方なんですけど、また関東まで来るとなると来ないでほしいというのはある」と不安の声が上がっていました。
1年で台風が30個以上発生したのは、実に13年ぶり。
前回2013年11月4日に発生した台風30号は、フィリピン中部に上陸。
死者は6000人を超え、約1600万人が被災しました。
新たに発生した台風は、今後どのような進路をたどるのか。
引き続き注意が必要です。
13年ぶりに30号となった台風ですが、過去の台風の年間発生数を見ると、1967年が最も多く、39個発生しました。
次いで71年、94年の36個。
そして66年の35個と続きます。
2026年は30号に到達するのも早いということですから、まだまだ気が抜けません。
こうした中で酒々井町の開運団地では、14日にようやく浸水が解消されたものの、排水路が土砂でふさがれた状態が続いています。
雨が降れば再び浸水する恐れがあり、町はポンプ車をすぐに配備できるようにして台風が来たら早めの避難を呼びかける方針です。
まだ細かい進路は分かっていませんが、30号の細心の進路予想にも注意が必要です。
