【ジュニア男子】高橋星名が優勝
ジュニア男子は上位7名が西日本選手権へ出場を決めた。
優勝は高橋星名。
今季はジュニアグランプリファイナル出場を目指し、ラトビア大会の前にたくさん練習を積んだという高橋。ショートでは83.75点の好スコアで首位発進し、総合4位につけ2戦目を獲得。
ジョージア大会でもショートは自己ベストの86.19点で首位に立ち、銅メダルを獲得した。
今季はジュニアグランプリと日程が被らなかったため、3年ぶりの出場となった近畿選手権。
「本番で練習通りの演技ができたことで自信がついた」と話すショートは、村元哉中さん振付の『エデンの東』。
「きれいな表現を得意としているので、最後まで強く伸びやかな曲調を捉えて自分の魅力を伝えたい」と話すプログラムだ。
国際大会を終えたばかりで調整に不安があった中、全てのジャンプを着氷させると国内では初めての80点超えとなる82.99点のハイスコアをマーク。トリプルアクセルはGOE(出来栄え点)2.40点を引き出した。
『エデンの東』は町田樹さんなど、これまで多くの日本を代表するスケーターが滑ってきた曲だ。高橋は、「その歴史の中に自分の名前を刻めるような演技を目指している」と話した。
シンプルな赤だったシャツにストーンを散りばめ、パワーアップした衣装で臨んだフリーは、今までのプログラムの中でベスト3に入るほどお気に入りだという『West Side Story』。
「独創的な振り付けが好きで、一度は滑ってみたい」と思っていたという、ケイトリン・ウィーバーさんと初めてタッグを組み、作り上げたプログラムだ。
昨シーズンから試合で挑戦している4回転サルコーは、軽度の回転不足を取られるも見事着氷。2本構成に入れているトリプルアクセルは、「6分間練習から足にうまく力が入らなくて少し焦ってしまった」と回転が抜けてしまうミスになるも、「どんな状態になっても本番は絶対にあきらめないという強い気持ち」で切り替え、「最後までリカバリーの練習の成果を出せて、成長できた部分もあった」と振り返った。
美しいスケーティングと曲の緩急やストーリーを見事に表現した持ち味の光る演技を披露し、PCS(演技構成点)で2位に約10点差をつけた高橋。
「映画を1本見終わったのと同じくらいの感覚になれるような表現」を目指してさらに滑り込んでいく。
今季の最大の目標は、去年派遣を逃してしまった世界ジュニア選手権。
朝の公式練習では3回転アクセル、4回転サルコーともに綺麗に着氷しており、「あとは本番で決めるだけ。練習からモチベーション高く取り組めていて、いい状態は作れている」と話す高橋。
「今季は世界ジュニアの派遣を視野に入れて、全日本ジュニアで表彰台に上がることが目標」と高みを目指す。
ノービスA以来のブロック大会優勝で弾みをつけ、次戦は4回目の出場となる西日本選手権。「ブロック大会で得られた経験を生かして、自分が今できることをすべて尽くして3連覇したい」と活躍を誓った。

