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【2026年度 医師向け市場調査】医療モール入居診療所の黒字経営は71.0%、ソロ診療所を上回るも「集まるだけ」の単純集積型が多数 共通システム未導入は約9割
なんでも統計局 by PR TIMES

【2026年度 医師向け市場調査】医療モール入居診療所の黒字経営は71.0%、ソロ診療所を上回るも「集まるだけ」の単純集積型が多数 共通システム未導入は約9割

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データ提供 PR TIMES
本記事の内容に関するお問い合わせ、または掲載についてのお問い合わせは株式会社 PR TIMES (release_fujitv@prtimes.co.jp)までご連絡ください。また、製品・サービスなどに関するお問い合わせに関しましては、それぞれの発表企業・団体にご連絡ください。

プレスリリース配信元:株式会社グライダーアソシエイツ

― マゼランメディカル×京都府立大学伊藤研究室(医療経済学)による共同調査。今年度はソロ診療所医師にも対象を拡大 ―




「データ×連携で、医療のかたちを変える。」を掲げる株式会社マゼランメディカル(本社:東京都品川区、代表取締役社長:杉本哲哉)は、京都府立大学 伊藤研究室(医療経済学)と共同で、「医療モール内入居診療所およびソロ診療所における経営および連携実態に関する調査」を実施しました。本調査にあたっては、一般社団法人 日本医療経営学会 理事長 大道 久 先生(日本大学名誉教授/JCHO横浜中央病院 名誉院長)より、ご賛同とご支援をいただきました。
診療所の倒産、休廃業・解散が過去最多を更新するなか(※1)、国も小規模分散型から集約・連携型へと医療提供体制の転換を求めています(※2)。一方で、医療モールという診療所集積形態が、単独で開業する診療所と比べて経営面・連携面でどのような違いを持つのかを、全国規模で比較したデータは限られています。
そこでマゼランメディカルは、昨年度(2025年8月)に実施した医療モール入居診療所の医師向け調査を踏襲しつつ、今年度は医療モール外で単独開業する「ソロ診療所」の医師にも対象を広げ、比較市場調査を実施しました。
同調査結果をもとに、市場調査レポート『国内医療モール内入居診療所/ソロ診療所 経営実態 医師向け市場調査結果(2026年度版)』を発表いたしましたので、お知らせいたします。

レポート概要
●タイトル:国内医療モール内入居診療所/ソロ診療所経営実態 医師向け市場調査結果(2026年度版)
●調査主体:株式会社マゼランメディカル、京都府立大学 伊藤研究室(医療経済学)
●賛同・支援:一般社団法人 日本医療経営学会 理事長 大道 久 先生(日本大学名誉教授/JCHO横浜中央病院 名誉院長)
●調査期間:2026年9月9日(水)~9月30日(水)
●有効回答数:医療モール内入居診療所 医師 n=31/ソロ診療所 医師 n=341
●ページ数:全38ページ
●発行:株式会社マゼランメディカル
●ダウンロード方法:こちらのフォームより、メールアドレスをご登録いただくと、自動返信にてダウンロードリンクをご案内いたします。


○調査概要



○調査項目



○エグゼクティブサマリ

※本レポートにおける医療モールとは、同一空間(同一住所・同一ビル名・共通のモール名またはヴィレッジ名・一定区画への集約配置のいずれか)に3軒以上の診療所が集積しているものを指します。※ソロ診療所とは、医療モール外で単独開業している診療所を指します。

○調査結果のポイント
本調査の結果、医療モール内入居診療所の黒字経営の割合は71.0%にのぼり、ソロ診療所(51.9%)を上回りました。入居時に最も期待された「好立地」は、満足度が期待を上回った唯一の項目であり、医療モールの経営面での強みは立地に支えられている様子がうかがえます。
一方で、集患・ブランド力や他診療科との連携といった「モールならではの付加価値」は、入居時の期待に届いていませんでした。また、回答診療所の約9割が、入居する医療モールに共通システム・設備は「ない」と回答しています。回答者の入居する医療モールの多くは、診療所が集まっているものの連携の仕組みを持たない「単純集積型」にとどまっていると考えられます。
医療モールが「集まる」から「つながる」へと価値を転換し、地域医療に新たな価値を生み出せるかが、改めて問われています。

※本リリースにおける医療モールとは、同一空間に3軒以上の診療所が集積しているものを指し、ソロ診療所とは医療モール外で単独開業している診療所を指します。
※医療モール内入居診療所の回答数はn=31のため参考値です。また、回答者の主診療科や経営年数には医療モール内とソロ診療所で違いがあるため、比較は傾向としてご覧ください。

ポイント1.:黒字経営は医療モール内71.0%、ソロ診療所51.9%。昨年比で経営が「悪化」した割合も医療モール内が低い結果に



直近1年間の経営状況について、「大幅に黒字」「やや黒字」と回答した割合は、医療モール内入居診療所が71.0%、ソロ診療所が51.9%でした。昨年と比べて経営状況が「悪くなっている」と回答した割合は、医療モール内が25.9%、ソロ診療所が45.4%となりました。月間の新規患者数が300人以上の診療所も、医療モール内19.4%、ソロ診療所8.5%と、医療モール内が上回っています。
ポイント2.:入居時の期待を満足が上回ったのは「好立地」のみ。「初期費用・賃料」「集患・ブランド力」は期待に届かず



医療モール入居時に最も期待されていたのは「駅近などの好立地・利便性」(74.2%)で、現状の満足度は77.4%と期待を3.2pt上回りました。満足度が期待を上回った項目は、この「好立地」のみでした。



一方、期待と満足の乖離が大きかったのは、「初期費用や賃料面での効率性」(▲22.6pt)、「集患効果・認知度向上」「モールの集客力・ブランド力・信頼性向上」(各▲19.4pt)、「他診療科との連携による患者紹介・集患」(▲12.9pt)でした。昨年度調査で最大の課題だった「他科連携」の乖離は縮小(▲22.2pt→▲12.9pt)した一方、集患・ブランド面と賃料面のギャップが新たに目立つ結果となりました。
ポイント3.:回答診療所の90.3%が「共通システム・設備なし」。未導入の理由は「そもそも発想・検討したことがない」が60.7%



入居する医療モールに共通システムや設備が「特にない/導入されていない」と回答した診療所は90.3%で、昨年度(91.1%)からほぼ変化がありませんでした。未導入と回答した診療所(n=28)にその理由を聞いたところ、「そもそも発想・検討したことがない」が60.7%で最多となり、「主導者がいない・誰が決めるかわからない」「必要性・メリットを感じない」(各35.7%)が続きました。
また、医療モール内の診療所同士の連携度(「非常によく」+「ある程度」連携が取れている)は54.8%で、連携の中心は「患者紹介(紹介状・情報提供書あり)」(58.1%)と「患者紹介(口頭)」(54.8%)でした。ソロ診療所でも、近隣クリニックとの連携が進んでいないと回答した診療所(n=99)の50.5%が、その理由に「連携のきっかけ・仕組みがない(場がない)」を挙げています。
ポイント4.:経営課題は人材とコストが共通。外部支援への要望は医療モール内が「広報・PR」、ソロ診療所が「人材採用」







内部の経営課題では、医療モール内は「事務スタッフの人材確保」が45.2%で最多となり、ソロ診療所(27.0%)の約1.7倍でした。ソロ診療所は「医療機器の更新・導入」(45.7%)、「コスト管理・経費削減」(44.3%)が上位です。外部の経営課題では、医療モール内は「情勢不安などによる備品関連・薬の確保懸念」(48.4%)、「水道・光熱費などの高騰」(45.2%)が上位となりました。ソロ診療所では「高齢化」(46.9%)、「情勢不安などによる備品関連の仕入れ価格高騰」(44.9%)、「地域人口減少」(32.8%)が上位に挙がりました。
2026年度診療報酬改定の経営への影響は、「ほとんど影響がなかった」が最多(医療モール内51.6%、ソロ診療所41.1%)でした。影響があった層ではマイナスがプラスを上回っています(※3)。
外部への要望では、医療モール内は運営会社に対して「広報・PR活動強化」(32.3%)、「人材採用支援」(25.8%)を、ソロ診療所は外部の事業支援企業に対して「人材採用支援」(30.2%)、「経営全般支援」(17.6%)を多く挙げました。

※医療モール内は「医療モール運営会社」への要望、ソロ診療所は「外部事業支援企業」への要望を尋ねています。

ポイント5.:医療モールは「集まる」から「つながる」へ。運営会社・事業者に求められる役割とは



医療モールは全国3,032軒(2026年5月時点)に拡大し、2025年以降の新規開業では駅徒歩5分以内の立地や「薬局1+診療所3」の構成が定番になりつつあります(※4)。立地や構成での差別化が難しくなるなか、マゼランメディカルの先航者インタビュー(※5)では、カルテ・画像参照を全院で統一したことで、画像診断の連携フローが「9ステップ・数日~1週間」から「3ステップ・当日完結」に短縮された事例が紹介されています。
今回の調査結果から、マゼランメディカルでは、医療モールの運営会社・事業者に今後求められる役割として、1.連携の「場」づくり・推進役、2.人材採用支援、3.広報・PR支援、の3点を仮説として提示しています。

その他【新規患者の来院経路】【診療所同士で行っている連携内容】【あると良いと思う共通システム】など、医療モール内診療所・ソロ診療所の経営実態がわかるレポート完全版は、以下のフォームよりダウンロードいただけます。

国内医療モール内入居診療所/ソロ診療所経営実態 医師向け市場調査結果(2026年度版)

レポートダウンロードはこちら


マゼランメディカル 今後の取り組み
株式会社マゼランメディカルでは、全国の医療モールを網羅した独自データベースに基づく「国内医療モール市場統計データ vol.06」(2027年1月予定)、先進的な医療モール経営・地域医療経営を実践する方への「先航者インタビュー vol.02」を順次発表する予定です。医療モール市場の網羅的なデータ整備を起点に、持続可能な地域医療のかたちを連携・共創型で構築し、地域医療課題の解決に挑戦し続けます。


【会社概要】
■株式会社マゼランメディカル
本社:東京都品川区西五反田8-1-3 PMO五反田9F
設立:2024年11月14日
代表者:代表取締役社長 杉本哲哉
事業内容:医療モールにおける経営コンサルティング・戦略アドバイザリー事業
URL:https://magellan-medical.com/
※株式会社マゼランメディカルは、株式会社グライダーアソシエイツが出資するグループ会社です。


【本件に関するお問い合わせ】
医療モール経営に関する統計データに関するお問い合わせや、医療モール経営コンサルティングについてのお問い合わせは、以下のアドレス宛にお寄せください。
株式会社マゼランメディカル 事務局:info@magellan-medical.com


【注記】
※1:帝国データバンク調べ。2025年の医療機関(病院・診療所・歯科医院)の倒産は66件、休廃業・解散は823件で、いずれも過去最多。2026年上半期の診療所の倒産は19件で、上半期として過去最多。
※2:財政制度等審議会『春の建議』(2026年6月)、骨太方針2026、改正医療法(2025年12月成立)。
※3:本調査は2026年9月に実施。【2026年度診療報酬改定の施行は2026年6月】であり、改定の影響は今後さらに表れる可能性があります。
※4:マゼランメディカル「国内医療モール市場統計レポート vol.05」(2026年5月期データ)。https://magellan-medical.com/report20260630/
※5:マゼランメディカル 先航者インタビュー Vol.01(ばば脳神経外科・救急科・健診クリニック院長、2026年9月30日公開)https://magellan-medical.com/pathfinders/vol1/

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