職場でのパワハラを訴える遺書を残し鉄塔から転落死した四国電力送配電の男性社員の遺族が、会社を相手取り提訴する準備を進めていると明らかにしました。
遺書に「死んどけ」などと言ったと記された社員は、男性の指導担当だったということです。
四国電力送配電の社員・松岡一輝さん(19)は、ことし4月に入社、先月9日に徳島県内の鉄塔で作業中に転落して死亡し、カバンから手書きの遺書が見つかりました。
遺書には職場で「死んどけ」などと言われたことや、アレルギーがあるにもかかわらず食べ物をすべて食べるよう強要されたなどパワハラを訴える内容が記されていました。
このため、一輝さんの両親は会社に事実関係を開示するよう求めてきましたが、会社は「第三者による調査と社内調査で明らかにする」とするにとどまっています。
この状況の中、月命日にあたる9日に取材に応じた両親は、「死んどけ」などと一輝さんに言ったと遺書に記された人物は、会社の指示によって一輝さんの指導担当者となっていた先輩社員であることを明らかにしました。
そのうえで、現在会社を相手取り民事訴訟を起こす準備を進めているとしています。
母親の美紀さんは「(会社では)分かってる事実だけでも、1日1日ちょっとずつでもきっと出てるのではと思うんですけど、それが一つも分からない。ほんとに知りたいことを知りたい。でも教えてくれない」と話しています。
