出版社が運営する長野市のタルト専門店が新たなスイーツを発売しました。それは「スティック型」のバターサンドです。タルトの作り方を生かし、片手で手軽に食べられる形を意識しました。
■手軽なスティック型サンド
イチゴソースをたっぷりかけて―。
こちらはあんこの上にクリームをのせてー。
出来上がったのは、スティック型のバターサンドです。
作っているのは長野市の大豆タルトの専門店「いとおかしき」。タルトとは大きさも形も違うスティック型で、9月14日に発売したばかりの新スイーツです。
いとおかしき・山崎恵理子 代表取締役:
「ちょっと上品というか、おすましして食べたくなるのがタルト。それをもっと手軽にスティックタイプで気軽に冷蔵庫から出して、食べられたらすごくいいかなと」
■出版社がスイーツ店 なぜ
店は、工房の隣にある出版社の「一兎舎」が、3年前に始めました。
新型コロナの影響で出版の売り上げが減る中、何か新しい事業はないかと考えたのが、タルトの専門店でした。
いとおかしき・山崎恵理子 代表取締役(2023年):
「東京出身で、初めて長野で通年暮らして長野の旬の野菜とかフルーツを食べて、なんでこんなにおいしいものがあったのに知らなかったんだろうって。会社の中でスイーツという話が出たときに、一つは見栄えもいいし、おいしいし、旬だし、信州ならではの地のものを生かせるので、だんだんフルーツタルトに固まっていった」
使う素材にこだわっていて生地は小麦を使わず、国産大豆を使用。
タルトにのせるフルーツは県産にこだわり、県内農家の支援や県産フルーツのおいしさを全国に広げたいという狙いがあります。
いとおかしき・山崎恵理子 代表取締役(2023年):
「本当に素朴でほのかに甘い、本当に自然の生のフルーツをそのまま味わっていただけるように」
■タルトの味をスティックで
タルトといえば丸い形で、切りわけて食べますが、今回発売したバターサンドは、バタークリームをタルトと同じ生地ではさんでいて、材料は「ほぼ同じ」。
そこで「タルトのおいしさをもっと気軽に味わってもらいたい」と考えたのが、片手でも食べられるサイズのスティック型のバターサンドでした。
いとおかしき・山崎恵理子 代表取締役:
「タルトと同じ素材で作っている。形は違うけど同じ味わいが味わえるのをすごく工夫して、パティシエの方でも考えて作っています」
■県産食材使った3つの味
味は「いちご」と「あずき」、「くるみ&カカオ」の3種類。イチゴや、あずき、クルミなど、県産の食材を積極的に使用しています。
トッピングのフルーツはドライフルーツにして食べやすくしました。
いとおかしき・山崎恵理子 代表取締役:
「長野県、特に北信地域はフルーツがすごく盛んで、とってもおいしい地域なので、その食材を生かしたいというのは一番にあった。今までフルーツタルトではできなかった食材も使ってみたいなと思って」
記者が試食―。
(記者リポート)
「信州産イチゴソースの甘酸っぱさが口の中いっぱいに広がります。なめらかなクリームと香ばしいタルト生地のおいしさも相まっていて、小さな一本のタルトにおいしさがぎゅっと詰まっています」
店はネット販売専門のため、タルトもバターサンドも冷凍した形で、注文先に届けます。
今後は県産のナガノパープルやアンズのドライフルーツを使った新商品も考えているということです。
いとおかしき・山崎恵理子 代表取締役:
「食べやすさと手軽さを一番に感じてもらいたいのと、信州産のものを積極的に使っているということで、信州を代表するような土産だったり、信州を代表するお菓子になればいい」
