秋雨前線の影響で、東海地方でも9月は記録的な長雨となりました。その影響は、私たちの食卓に欠かせない葉物野菜にも及んでいます。
■全国有数の産地で…キャベツが“生育不良”
愛知県豊橋市のキャベツ畑。10月中旬に収穫予定ですが、根元から枯れてしまっているものもあります。
キャベツ農家の勘解由さん:
「普段なら畝と畝の間が見えないぐらい葉っぱでふさがっちゃうんですけど、今年は9月の長雨で根がやられちゃいまして、なかなか生育が追い付かなくて」

キャベツ農家の勘解由貴啓さんは、5ヘクタールの畑に植えられた冬キャベツの早生品種の3割ほどが生育不良になったといいます。
キャベツ農家の勘解由さん:
「根がやられるとしなびちゃって、生育は悪くなります。軸も触ったらとれちゃうぐらいで、茎の状態が半分腐っていますね。これだと大きくならない」
長雨が続くと土が固まり、根の部分に酸素が行き届かないため、しおれてしまいます。収穫できそうなキャベツも、サイズが通常より一回り小さくなっているといいます。

長雨の影響は、今後の出荷にも…。
キャベツ農家の勘解由さん:
「こちらの苗はもうちょっと早く、10日ぐらい前に植え付けておきたい品種だったんですけど…」
雨の影響で畑に入れない状態が続き、9月に植えるはずだった苗が20トレーほど残っています。12月いっぱいの収穫に影響し、収穫も例年より3割減る見込みです。
キャベツ農家の勘解由さん:
「1ケースにLサイズだと8個入ります。去年は(1ケース)500~600円くらいで推移していて、一昨年は1ケース3000~4000円で、今年はその時に匹敵するぐらいじゃないかなと思います」
■仕入れ値が2倍以上に…飲食店には「死活問題」
キャベツの価格高騰は、飲食店にとっては死活問題です。
名古屋市千種区の鉄板料理店「あやちゃん」。キャベツや海鮮がたっぷり入ったお好み焼きが人気です。

店長:
「(キャベツ1玉で)7人前ぐらいです。(値段が)今現在だと2倍、2.5倍近く上がっています。キャベツはどうしても使うので、高いから買わないというわけにもいかないので、痛いところですよね」
1日に使うキャベツは10玉ほどで、倉庫にキャベツをストックしているということですが…。
店主:
「いつもは20玉ぐらい入れているんですけど、今はもう3つしか入っていない。あまり買いだめせずに、最低限の量だけ買うようにしています」

店ではお好み焼き以外にも、焼うどんや豚キムチなど多くの料理にキャベツを使うため、影響は計り知れませんが、値上げはしないといいます。
店主:
「本音を言えば値上げしたいですけど、だからといって上げるわけにもいかないので、痛いところですよね。原価が上がったからといって(値段は)簡単に上げられるものではないので」
飲食店にも大打撃のキャベツの高値は、しばらく続くとみられます。

