簗農林水産大臣が、地元の自治体に対する国の道路予算を「大幅にカットした」と発言した問題。
きょう=7日から始まった国会の代表質問で高市総理が初めて言及しました。
第二次高市改造内閣で初入閣を果たした簗農林水産大臣がことし5月、衆議院議員選挙で自身を支持しなかった首長がいる自治体の「道路予算をカットした」と発言した問題について、7日の国会で高市早苗総理が野党から追及を受けました。
この問題をめぐっては5日、簗農水大臣は発言したことを認め、撤回して謝罪しました。
国土交通省も会見を開き、予算を編成中のことし2月中旬ごろ、簗大臣から国土交通省の幹部が議員会館に呼び出され、予算について問い合わせがあったことを明らかにしました。
一方で、簗大臣への支持・不支持が自治体の予算に影響するようなことが実際に行われたのかという問題については、国土交通省の幹部は「働きかけや圧力はなかったと思う」と返答。
簗大臣も7日、「私から国土交通省に対して、働きかけといったものがなかったと確認された。いわゆる減額を求めるとか、そういったことは一切やったことはございません」と、改めて強調し、大臣を続投する考えを示しました。
しかし、実際に簗大臣を支持しなかった自治体では道路予算が減額となっていて、疑念は払拭されていません。
【簗和生農水大臣】「日々私どもが政治活動をする中で、地元の方々から『こういうことがどうなっているのか』と問い合わせを受けます。特に私は比較的時間を置かずに、すぐにそれぞれの関係の省庁に問い合わせをする」
(Q:2月に具体的にどういうやり取りを?)
【簗和生農水大臣】「それは、さきほどお答えしたとおりです。地元の人からそういった関心のあるお問い合わせがあったのでそのタイミングで」
あくまで「地元の人から聞かれたので国交省に問い合わせた」と主張する簗大臣ですが…
(Q:地元の声というのは自民党員?)
【簗和生農水大臣】「確認できる資料等が残っていませんので明確にはお答えできません」
“地元の人とは誰か”や、“どういったやりとりだったか”については「資料がない」と繰り返しました。
ことし2月の衆院選の応援で、高市総理が信頼を寄せる様子をアピールしていた大臣から飛び出た不適切発言。
7日の野党からの代表質問でこの問題について初めて言及した高市総理は…
【高市早苗総理】「地方公共団体からの要望や、事業の進捗状況、重点配分対象の有無などを総合的に勘案して行っており、こうした考え方に基づき(予算が)配分されたと承知をしています。
予算の配分にあたって政治的な支持・不支持を持ち込まないのは当然のことであります。改めて適切な予算の配分を徹底させてまいります」
与党内からは「ここから集中砲火になるだろう」と不安の声が漏れ、国会は開幕早々荒れ模様となっています。
(関西テレビ「newsランナー」2026年10月7日放送)
