おととい=10月5日から臨時国会が召集される中、簗農水大臣の“道路予算カット発言”問題が国会論戦の焦点として浮上しています。
国土交通省はきのう=6日、予算の見直しを巡って「担当者は働きかけや圧力はなかったと認識している」と説明しました。
一方、元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏は、関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」で、「知事だった時に『これだけ敵対するんだったら予算減らすぞ』と脅された」と証言。
そういった場合には「メディアやSNSで言えばいい」と対処法を示すとともに、「予算をぶんどってくる国会議員は少ないんですけど、邪魔する国会議員はいっぱいいる」と訴えました。
■橋下氏「僕が現職の知事だった時に、僕も脅されました」
「道路予算カット発言」を巡って、まず橋下氏は「簗さんみたいな気質の国会議員はたくさんいます。僕が現職の知事だった時に、僕も脅されました」と証言。
相手については「生放送だから武士の情けで言わない」と即答を避けつつも、「国会議員」で、「大臣」だったと話しました。
その上で、「『もう明日の記者会見でぶちまけてやる』と言ったら、満額ついていました」と説明し、「全国の市長や知事は国会議員から何か言われたら、メディアやSNSに全部ぶちまけて変な圧力を押し返したらいい」と対処法を提案しました。
■「予算をぶんどってくる国会議員は少ないが邪魔する議員はいっぱい」
一方で橋下氏は、国会議員が役所に働きかけること自体は本来の仕事であると持論を述べます。
【橋下徹氏】「国会議員の仕事は、役所への働きかけをすることが仕事。そこを否定してはだめ。働きかけをやってくれてもいいわけです。ただ、それが不合理だったらだめ」
さらに、そういった働きかけで実際に成果をもたらす議員は少ないと説明しました。
【橋下徹氏】「国会議員に限らず、自分が決定したわけじゃないのに、いかにも自分に力があるふりをする議員はたくさんいます。役所から話を聞いておいて、自分が増やしたわけじゃないのに『俺の力で増やしてやった』と言う議員もたくさんいる。
予算をぶんどってくる国会議員は少ないんですけど、邪魔する国会議員はいっぱいいる。何かやろうとしたときに予算減らしてくるとか」
■発言などの経緯は
簗農水大臣が自身を支持しなかった首長がいる市や町の「道路予算をカットした」と発言した問題。きのう=6日の国交省の説明も踏まえて時系列を振り返ります。
・2月8日 衆院選で簗氏は小選挙区で落選し、比例で復活当選。
・2月中旬 簗大臣が那須烏山市と那珂川町の道路予算について国交省に問い合わせ。
※2つの自治体は、衆院選で簗氏を支援しなかった首長がいる自治体。
・4月 国交省により予算の配分額が決定。国交省は簗大臣に2つ自治体の予算額を説明。
・5月 簗大臣が栃木・大田原市の会合において“予算カット発言”。
簗大臣の選挙区にはほかにも自治体があるにもかかわらず、道路予算を巡る問い合わせの対象が自分を支援しなかった首長の2自治体に絞られていた形です。
簗大臣はおととい=5日、発言は自身のものと認めて撤回・謝罪。さらに国交省はきのう=6日、予算の見直しに「担当者は働きかけや圧力はなかったと認識している」と説明していました。
(関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」2026年10月7日放送)
